相手を褒めるときにとにかく使える定番フレーズ
「仕事がしやすい」
若さや外見を褒めるのはNG
最近は、ハラスメントにあたる言葉を使うのはよくないという風潮になりました。そのようなフレーズは、言われた相手に加え、そこにいる人全員の気分を害するので、当然のことと言えるでしょう。
こんな風潮で難しいのは「褒める」ための言葉です。例えば、以前は「若くてかわいいね」や「イケメンだね」などというのは、定番の褒め言葉でした。しかし、今は、ルッキズムやセクシャルハラスメントという観点からも使用は憚られます。仕事上でも、「きれいな女性に担当してもらえてうれしい」や「さすが男前は違うね」などという言葉もNGです。
このような状況で、誰も不快にさせずに褒めるのは、ちょっとしたコツが必要になります。
まず前提として、一方的に褒めるのではなく、「私はこう感じている」という視点で褒めることです。そのためには、「元気があっていいね」や「努力家だね」といった、個人的な感想がいいでしょう。また、仕事を一緒にしている相手になら「仕事がしやすいよ」「尊敬できるな」といった具合に、謙虚に主観を述べるのが理想的です。
このような言葉は、「どんな人が好き?」と聞かれたときの回答としても使えます。「年齢は◯歳ぐらいで、芸能人の××さん似」などと言っても、聞いた人は「理想はわかるけどちょっと……」といった感想を持つことでしょう。それならば、「友達が多い人」や「なにかに夢中になっている人」というような、内面的な部分にフォーカスすれば、相手も納得しますし、不快に感じることもありません。
年齢や性別にとらわれない褒め方をする
見た目を褒めるのはNG
- 「若くてかわいいね」
- 「イケメンだね」
→年齢や性別、容姿に関しての褒め言葉は、相手や周囲の人に不快感を与えることがあるので、避ける。
誰が言われても嫌味にならないフレーズを使う
- 「元気があっていいね」
- 「努力家だね」
- 「仕事がしやすいよ」
- 「尊敬できる」
→一方的に決めつけるのではなく、「私はこう感じる」と、謙虚に主観を述べるのがよい。
※このようなフレーズは、「どんな人が好き?」と聞かれたときの答えとしても応用できる
CHECK!
- セクハラ、ルッキズムにならないよう注意
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話』著:五百田達成
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話』
著:五百田達成
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日常生活での人間関係において、言葉選びは非常に重要な要素です。
あまりに同じ言葉を返していたり、メールやSNS、LINEでの文面も言葉選びを間違ってしまったりすると、相手を不快にさせたり「この人大丈夫かな…」と思われてしまうことも。
また、相手に想いを伝えようと難しい四字熟語や表現を使っても、相手に「すごい!」と思ってもらえない場合があるのも日本語の難しい所です。
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さらにポジティブに聞こえる語彙、ネガティブ聞こえる語彙を使うことで相手に与える心理的な印象なども解説。
日本語の知識としてだけでなく実際に使ってみたくなる一冊です。
公開日:2025.01.13