聞きづらい話を聞き出す
先に自分の話をすると開示しやすくなる
人に何かを尋ねる際、特に聞きづらい話を尋ねたいときに使うと有効なテクニックがある。
例えば事故に関する話を聞きたいと思ったら「実は自分も若いときに大きい事故にあって…」と先に自分の情報を開示すると相手もオープンに話をしてくれる場合がある。
これは「自己開示の法則」と呼ばれており、いくつかの実験からその信ぴょう性の高さが証明されている。この自己開示の内容はよりプライバシーに踏み込んだ内容を開示する方が、相手もオープンに情報開示してくれる傾向がある。
人のことを知りたいと思ったら、まず自分が一番しにくい話からしてみるといいのかもしれない。
自己開示の有効的使い方
聞きとり調査
アンケートなど、難しい内容の質問のときなどに自己開示を積極的に使うと有効である。
懇親会で親密になる
同僚や上司と深い関係性になりたいときにも自己開示することは効果がある。
【出典】『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』監修:齊藤勇
【書誌情報】
『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』
監修:齊藤勇
「下手に出つつも、相手に仕事を押し付けたいとき」「お世辞感を出さずにうまくほめて相手の懐にはいりたいとき」「自分の立ち位置を守るべく、肯定も否定もせずにその場をのりきりたいとき」職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くあります。
そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介します。
実際に心理学者たちがおこなった心理学実験や、深層心理をもとにその言い換えをすることでもたらす心理効果を解説。人間の思考のメカニズムも学ぶことができます。
思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊。
公開日:2024.12.06