ワクワク感を演出する
話のクライマックスを最後に持っていく
コミュニケーションにおける印象を上げる技術に「クライマックス法」というものがある。話の前半ではなく、できるだけ後半に結論を持っていくのだ。映画やドラマによくある手法で、ラストに秘密がわかる方が遥かにインパクトが強いものだ。
例えば遊園地に友人を誘うとき、魅力的なコンテンツが最速のジェットコースターならば「今度遊園地行かない?最速のジェットコースターがあるんだ」と、後半に持ってくることで、コンテンツの魅力の印象を強く残すことができる。
この技術は、商談やプレゼンのときにも有効である。一番伝えたいことやアピールポイントを後半に持ってくれば、インパクトを残すことができる。
クライマックス法の応用
セールスポイントを最後に引っ張る
「気になるお値段は最後に!」など、一番気になるポイントはできるだけ後半に焦らすとよりインパクトを残せる。
プレゼン資料の見所はラストに
資料づくりの際、アピールポイントはついつい先にリストアップしがちだが、後半に持っていく方が好印象を残しやすい。
【出典】『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』監修:齊藤勇
【書誌情報】
『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』
監修:齊藤勇
「下手に出つつも、相手に仕事を押し付けたいとき」「お世辞感を出さずにうまくほめて相手の懐にはいりたいとき」「自分の立ち位置を守るべく、肯定も否定もせずにその場をのりきりたいとき」職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くあります。
そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介します。
実際に心理学者たちがおこなった心理学実験や、深層心理をもとにその言い換えをすることでもたらす心理効果を解説。人間の思考のメカニズムも学ぶことができます。
思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊。
公開日:2024.12.18