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正しい立ち姿勢を維持できれば不調とは無縁の生活を送れる理由とは?【肩甲骨はがし】

Text:藤縄 理

背すじを伸ばしてあごを引く

普段から正しい姿勢でいることで、肩甲骨はがしの効果が持続し、首や肩まわりの快調が保たれるのは繰り返し紹介してきました。それでは、この「正しい姿勢」とは一体どんな状態なのでしょうか。

猫背をはじめとする悪い姿勢は何となくイメージできますが、よい姿勢のとり方は意外とあやふやなもの。この機会に自然と体幹を鍛えることにも繋がる正しい姿勢を、ぜひ身につけてください。

鏡に立ち姿を映すか、家族や友人に写真を撮ってもらうなどして、自分が理想の姿勢になっているかを確認してみてください。次の手順通りに行うと、正しい姿勢をとるコツをつかんでいただけると思います。①「背すじを伸ばす」↓②「あごを引いて胸を張る」↓③「下腹部とお尻の穴に少し力を入れる」。③のステップは排尿を止める感じでお尻を思いきりギュッと締め、その力を約30%まで緩めた状態です。

なお、首の角度や肩甲骨の位置、重心の場所がわからない場合は、「正しい歩き方」を身につけるをマスターすると、感覚がつかみやすくなるでしょう。

肩甲骨が正しい位置にくる正しい立ち姿勢【肩甲骨はがし】

出典:『専門家がしっかり教える 健康図解 あらゆるコリ、痛みが消える肩甲骨はがし』著/藤縄理

【書誌情報】
『専門家がしっかり教える 健康図解 あらゆるコリ、痛みが消える肩甲骨はがし 』
著:藤縄理

コロナ禍による運動不足やテレワーク、日常的な家事や育児からくる疲れなどの影響で、体に不調を感じている方は多いのではないでしょうか。その不調は「ガチガチの肩甲骨」が原因かもしれません。猫背や巻き肩をはじめ、足を組んだり、頬杖をついたりすることがクセになっている方は要注意!悪い姿勢が身についてしまっていると、肩甲骨がずれ、そのまわりの筋肉が凝り固まってしまいます。そこから肩や首のコリ、背中や腰の痛みなどの不調につながり、頭痛やめまいを引き起こして体全身のトラブルに発展するのです。本書ではその不調の元凶である「ガチガチの肩甲骨」を解きほぐす、エクササイズをイラストと図解でわかりやすく紹介しています。そもそも肩甲骨とはいったいなんなのか、どこに位置しており、どのような役割を担っているのか専門家が丁寧に解説しているので、より意識を高めて取り組むことができます。健康寿命を伸ばし、正しい姿勢を崩さずに生活するための体幹や骨を強化するエクササイズや、肩甲骨はがしとセットで行うと効果がアップする症状別エクササイズも掲載。体の不調の改善も予防もできる未来への健康投資に最適な一冊です。

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