ネット予約は変更がしやすい
急用で予定していた新幹線に乗ることができない・・・・・・そんなアクシデントを経験したことがある人も多いかと思います。ここではそんなときに役立つ、払戻手数料で損するリスクを減らすコツを紹介します。まず、自由席を使う場合は乗車する直前に予約しましょう。自由席は売り切れることはないので、確実に乗るであろう当日の予約の方が払い戻しは発生するリスクを軽減できます。指定席の場合は払い戻しをすると手数料がかかりますが、ほかの日程へ変更するという方法もあります。その際、ネット予約サービスを利用しているとより柔軟に変更が可能です。
JR東日本が運営するサービスである「えきねっと」は、交通系ICカードでの改札入場前もしくはきっぷの受け取り前で、予約した列車の指定日の3ヵ月以内であればオンライン上で何度でもほかの日程に変更ができます。紙のきっぷを発券している場合は払い戻し手数料が高くなり、変更も1度までです。また、当日乗るつもりだったが間に合わなかったというケースでは、特急券は無効となり払い戻しできなくなりますが、後続の列車の自由席に乗車できるという救済措置もあります。ただし、早割の商品などに後続列車への乗車は不可というものがあるのでご注意を。
最終変更期限に注意
ネット予約の場合、日程変更は何度でも可能ですが、最終変更期限日があるので注意しましょう。
予約した日は最終変更期限日が発生しません。
最終変更期限日は最初の乗車指定日からカウントされます。仮に1月15日に乗車指定をすると、最終変更期限日は4月15日になります。この間であれば、何度でも変更が可能です。
最終変更期限日を過ぎると日程の変更はできません。
もしも指定された列車に乗り遅れたら?
JRでは、指定された列車に乗り遅れても、同日であれば手続き不要で後続列車の自由席に乗れるというルールがあります。※後続列車に自由席がない場合は、立席での乗車になります。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 鉄道の話』 綿貫 渉
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 鉄道の話』
綿貫 渉 著
通勤・通学、旅行・おでかけ…私たちは普段何気なく電車や駅を利用していますが、なぜ安全に時間通りに運行できるのか、遅延や事故・トラブルの際はどう対処しているのか、意外と知らないことも多い鉄道の話。本書では、今さら聞けない基本的なしくみから、知るほど面白い鉄道の歴史まで、図解やイラスト付きでわかりやすく解説します。
公開日:2023.07.10