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ストレスがたまりついつい食べすぎてしまう人が意識すべきこととは?【一生太らない生活】

Text:吉原潔

食を見直そう!

「最近、疲れが抜けないです」「遠出をすると翌日は寝込んでしまいます」そういった声をよく聞きます。実際、何かのアンケートで、40代以上のお悩みの1位は「疲れやすさ」であるというのをみたことがあります。皆さんは、ぐったり疲れてしまったとき、どのように体力を回復させているでしょうか?僕が患者さんと接している感覚からいくと、08「食べるべき&ストレス発散」の沼から抜け出せない「たくさん食べて元気になるべき」という過食タイプと「疲れたときにこそ、甘いものを食べるき」という糖質摂取タイプに大きく分かれるように思います。

体がだるくてベッドから抜け出すのも億劫なのに、食事の時間がくればちゃんと食べるし、なんならおやつも食べちゃう。その行動が疲れを助長させているのかもしれません。疲れたときにどうするべきか。それは、自然界に暮らす動物たちが教えてくれています。動物たちはケガをしたり体力を回復させたいときには、食べることは後回しにして、とにかく休息をとってその場にじっとしています。

食べるという行為は、実は、とてもエネルギーを使います。食べ物を口にすると消化のために全身の血液の多くが胃に集まります。すると、疲労を取るための修復機能は後回しになってしまい、結果、疲れも抜けないという悪循環になるのです。

食べるものの質を上げて量を見直すことは、胃腸を休めるだけじゃなく肝臓や腎臓などの負担を減らすことにもつながり、さらに体全体の元気を底上げしてくれるのです。

出典:『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』著/関口 賢

【書誌情報】
『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』
著:関口賢

若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。

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