送球を記入しよう!
ゴロを捕ったら、通常アウトを取るために、ランナーの進塁先へ送球する。このような連続したプレイが起きたことを示すために、送球元と送球先の算用数字を「-」でつなぐ。内野ゴロを一塁へ送球するのが、もっとも一般的なパターン。先に出塁して前の塁を走るランナーを刺すための送球は、打撃を行った選手のマスから、ランナーである選手のマスへつながるように記入する。
セカンドがゴロを捕って一塁へ送球
ゴロを捕ったセカンドは「4」。送球を表す「-」で 、送球先のファーストの「3」とつなぐ。
ライト前に落ちた打球を一塁へ送球
アウトにできそうだと考えたライトが、一塁へ送球したが、結果はセーフ。「-3」は、通常は省略する。
二塁打を狙ったがアウトになった
右中間の打球で、二塁を狙ったがアウトになった場合、シングルヒットは成立し、「9-6」と記入する。
【書誌情報】
『少年野球 スコアのつけ方』
監修: 一般社団法人 日本野球機構(NPB)
“我が子が少年野球を始めた親御さん”にターゲットを絞った1冊。試合時にスコアブックを付ける役割が、選手のお母さんに依頼するチームが多いことから、スコアの付け方をゼロから解説します。モデルは全て小学生を使い、全て小学生野球のルールでの内容構成です。少年野球のスコア記載はプロ野球よりも様々なことが起こり、スコアを書く側からすると何倍も難しいもの。小学生で起こりがちなスコア記入例&プレーを、野球初心者のお母さんたちの声を拾って重点的に解説します。また、監修には日本野球機構(NPB)の現役公式記録員についていただき完璧な最高峰のスコアの付け方を伝授します。
公開日:2020.06.14