飛距離を出すには体とクラブをバラバラに動かせ!ドアスイングを克服する捻転差と下半身の粘り【スウィングの真髄/辻村明志】

飛距離を出すにはクラブと体が一緒に回らないことが大事!

パワーの源泉は上体の捻れと下半身の粘り【スウィングにおけるパワーの正体②】

野球のバッティングに、ドアスウィングと呼ばれるものがあります。

バットと体が一緒に回ってしまうスウィングで、ヘッドスピードが出ない間違ったスウィングの代表格です。

高校球児がプロ入りしたとき、もっとも時間がかかるのがこのドアスウィングの矯正だといいます。

高校野球では、金属バットの使用が認められますが、プロになって使う木のバットでボールを飛ばすためにはヘッドスピードを高め、ヘッドを走らせなければなりません。

これはゴルフスウィングにおいても同じです。

チタンドライバーの登場で、どんなゴルファーでもある程度は飛ばせるようになりましたが、それ以上に飛ばそうと思えばドアスウィングを克服しなければなりません。

つまりクラブと体が一緒に回らないことが大事なのです。

その観点からスウィングに求められるパワーとは上半身の捻りと、それを支える下半身の粘り、ということがいえます。

具体的にトップで捻転差が大きいほど、蓄えられるエネルギーは大きくなります。

スウィングのパワーとは、実際にボールを打つダウンスウィングで、蓄えたエネルギーを一気に解放することです。

そのためにはバックスウィングでもダウンスウィングでも、下半身と上半身が同じ方向に同じスピードで動いてはなりません。

そしてドアスウィングは、例外なく下半身の軽さから始まることも覚えておきましょう。

スウィングは一連の流れですが、荒川先生にはバックスウィングとダウンスウィングの練習を別々に分けてさせていただきました。

バックスウィングでは上半身の捻れをより大きく、またダウンスウィングではいわゆる捻り戻しを強くするためです。

上半身の捻れと、それを支える下半身の粘りを体で覚えるため、テークバックはオープン、ダウンはクローズドスタンスで練習しました。

その方が捻れも、捻り戻しも強くなるからです。

と、同時に下腹が意識され、臍下丹田により氣が集まることもよく理解できます。

【出典】『ゴルフのトップコーチが教えるスウィングの真髄』著者:辻村明志

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【書誌情報】
『ゴルフのトップコーチが教えるスウィングの真髄』
著者:辻村明志

上田桃子、小祝さくらプロをはじめ、女子のトッププロたちをコーチしている本書の著者・辻村明志氏。王貞治選手の一本足打法を作り上げた故・荒川博氏に師事し、ゴルフ指導に取り入れたことは有名だ。本書は、荒川氏から受け継ぎ、コーチングに活用している「氣のスウィング理論」を解説するもの。「氣は心を動かし、心が氣を動かす」という、同氏の考えに基づき、氣の力をゴルフスウィングに活かすことを目的に、その方法をイラストと写真を使いわかりやすく紹介する。

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