複数の色の好みに本当の性格が表れる
単色では十分に語りきれない性格
色の好みからわかる性格傾向は、単色での評価でも高い相関関係が得られましたが、まだ不十分だと思います。なぜなら、複数の色を好む人が圧倒的に多いからです。また、複雑で多様な性格を表現するのに、「好きな色2色」を使った診断はさらに精度が高まることがわかってきました。
たとえば「紫」が好きな人でも、次に好きな色として「赤紫」を選ぶ人と「深い青」を選ぶ人では性格傾向が少し異なります。「紫」好きには冷静と情熱の二面性をもつ人が多く、感覚が研ぎ澄まされている感覚派です。この性格に「赤紫」が加わると、より感覚的な部分が強調された性格になります。
「深い青」が加わると不安定な部分や深くものごとを考える部分が強化され(もともと強いから、そういう色を選ぶという考え方も)、落ち込むことがあると深く沈むタイプになります。
このように複数の色の好みを聞くことで、単色では十分に語りきれない性格、本当の性格が見えてくるわけです。
「バーナム効果」の影響も考える
単色による性格診断が高い評価を得られたのはもうひとつ理由があります。それが「バーナム効果」です。診断や占いなど、一般的な内容が書いてあっても、それを自分だけの固有のものと感じてしまう心理効果で、評価が甘くなってしまうものです。なので、評価が高い=正しいと考えないで、さらに深く探究していく必要があると考えています。
複数の色から本当の自分が見えてくる
人は複数の色を好むことが多い傾向にあります。それは1色だけでは人の複雑な性格を表せないからです。
1番好きな色の次にどんな色を好むかでも性格に違いが出てきます。
「紫」が好きな人は感覚的で繊細傾向。次に好きな色として「赤紫」を選ぶ人は、より感覚的な性格。次に好きな色として「深い青」を選ぶ人は、不安定な部分もある性格。
【出典】『本当の性格がわかる 未来が変わる 色でよみとく心理学』著:ポーポー・ポロダクション
【書誌情報】
『本当の性格がわかる 未来が変わる 色でよみとく心理学』
著:ポーポー・ポロダクション
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公開日:2024.11.13