「豆腐くらいの固さ」が調理のポイント!前歯が生えたら始めたいごはん練習【歯並びをよくする離乳食・幼児食】


STAGE 2【前歯が上下4本期】ごはんとレシピ
調理のポイント
舌と上あごで潰すので、豆腐くらいのかたさが目安です。バサバサしていると飲み込みにくいのでとろみのあるメニューにします。
この時期のテーマ
舌と上あごで食べ物を潰して食べるようになります。そのために舌を上あごにつける練習をします。
食べるときの姿勢
足の裏がぴったりと床につくと体幹が整い、食べる姿勢も良くなります。床に足が届かない場合は、補助板つきのイスにしたり、踏み台などを使って調整するといいでしょう。

POINT!
食材がまだ小さいため、噛まずに丸飲みをしてしまうことも。
「あぎあぎ」と声かけをしてそしゃくを促しながら食べさせましょう。
オートミールのレンジミルクがゆ

材料(1食分)
● オートミール(クイックオーツ)・・・小さじ4(8g)
● 調乳済みミルク・・・大さじ4
● きな粉・・・少々
作り方
1:深さのある耐熱容器にオートミールとミルクを入れてひと混ぜし、ラップをせずに電子レンジで1 分10 秒加熱する。
2:人肌になるまで冷ましながらふやかし、仕上げにきな粉をふる。
!:吹きこぼれやすいので、大きめの容器で調理して。
【出典】『歯並びをよくする離乳食・幼児食』著:杉原麻美/藤原朋未
【書誌情報】
『歯並びをよくする離乳食・幼児食』
著:杉原麻美/藤原朋未
お子さんの歯並び、お口の状態、気にしていますか?
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歯並びや、噛み合わせの悪さが与える影響は多々ありますが、大人になってからもデメリットとなり続けるものばかりです。
「でも、歯並びは遺伝の影響では…?」と思った方にこそ、
手に取っていただきたいのが本書です。
実は0歳児からのミルクの飲み方、哺乳瓶の選び方、
離乳食・幼児食のメニュー、食べ方といったことのすべてが、
お子さんの歯並びにつながっているのです。
お口を育てる視点から、「月齢を目安にするよりも、お口の状態に合わせて進める」「誤嚥を防ぐ細かい切り方ばかりだと歯を使わず、お口の発達が促されない!」といった、離乳食・幼児食の新常識を解説し、一生ものの「きれいな歯並び」をつくる、離乳食・幼児食のフリージング&作りおきレシピをご紹介します。
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