人はなぜ誤解するのか ヒューリスティックと認知のクセを読み解く【眠れなくなるほど面白い 図解 認知バイアス】
ヒューリスティックが認知バイアスを生む
ヒューリスティック =直感的に物事を判断する仕組み
代表的ヒューリスティック
対象をそのカテゴリーの代表例として判断してしまうヒューリスティック

人を見た目で判断する、属性でまとめてしまうなど認知バイアスの原因に
感情ヒューリスティック
好き嫌いによって判断が歪んでしまうヒューリスティック
再認ヒューリスティック
生半可な知識があることで判断を狂わせてしまうヒューリスティック
参考文献
- Daniel Kahneman and Tversky, “Subjective Probability: A Judgment of Representativeness,” Cognitive Psychology: 3, 430-454, 1972.
- 御領謙/菊地正/江草浩幸/伊集院睦雄/服部雅史/井関龍太『最新 認知心理学への招待 改訂版』サイエンス社、2016年。
- 服部雅史/小島治幸/北神慎司『基礎から学ぶ認知心理学:人間の認識の不思議』有斐閣(有斐閣ストゥディア)、2015年。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 認知バイアス』監修:高橋 昌一郎
ページ: 1 2
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 認知バイアス』
監修:高橋 昌一郎
「認知バイアス」は物事の判断が、偏見や先入観、歪んだ情報・データ、個人的経験則・記憶、思い込みなどによって、非合理的になる心理現象。社会学(社会心理学)や経済学(経済行動学)、論理学、認知科学など幅広いジャンルで研究されている。
本書では、数ある「認知バイアス」から、「確証バイアス」「正常性バイアス」「同調性バイアス」「希少性バイアス」をはじめ「ハロー効果」「ダニング=クルーガー効果」「プロスペクト理論」「スリーパー効果」など、読者の関心や興味が強いと考えられるもの、身近で陥りやすい危険の高いもの、知っていると生活にも役立つものを中心に厳選して、図解でわかりやすく伝える。
フェイクニュースや詐欺的行為や犯罪が蔓延し、AI技術の向上などによって、「何が正しいか」わかりにくくなった現代の世の中で、賢く生きていくためには必須の知識!
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