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ストレスで自律神経が乱れると血流が悪くなる【図解 血管・血液の話】

Text:著者:栗原 毅 栗原丈徳

ストレスで自律神経が乱れると血流が悪くなる【図解 血管・血液の話】

アドレナリンによって白血球がベトベトに!

ストレスがあるかどうかは血液にも表れます。血液検査で調べれば、ストレスの度合いがある程度推測できるのです。そのからくりには自律神経の働きが関係しています。

自律神経とは、呼吸や体温、血圧、心拍など、私たちが無意識に行っている生命維持活動を司る神経です。2種類あって、緊張したり興奮したりすると働くのが「交感神経」、心身がリラックスしているときに働くのが「副交感神経」です。この2つが交互にバランスよく働くのが理想ですが、乱れると心身にさまざまなトラブルが生じます。

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強いストレスがかかると自律神経のうち交感神経が一方的に高まりバランスが崩れます。すると、興奮・緊張状態のときに分泌されるホルモンである「アドレナリン」の分泌量が増加。それによりアドレナリンの作用で血管が収縮し、さらに白血球のなかの「好中球」の比率が増えていきます。この好中球は活性酸素を大量に発生させ、白血球をベタベタの状態にしてしまうのです。周囲の血小板もとり込んで巨大化し、血流を悪くしたり、血管を詰まらせたりすることに。

一方、リラックスして副交感神経が優位に働くと、白血球中の「リンパ球」の比率が増加します。ですから、ストレス度合いは血液中の好中球とリンパ球の比率で判断できます。ちなみに、リンパ球は増えても血流に影響しないので問題ありません。

アドレナリンによって白血球がベトベトに!【図解 血管・血液の話】

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』
著者:栗原 毅 栗原丈徳
著者プロフィール
栗原 毅:1951年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶応義塾大学特任教授。現在は栗原クリニック東京・日本橋院長を務める。日本肝臓学会専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。

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