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お家のワンちゃんが遠吠えしているときに見逃してはいけないサインとは?【イヌの気持ち】

さびしい気持ちを表現している

映画などで犬の遠吠えが聞こえてくると、恐ろしい気分になりますね。いつ野犬に襲われてもおかしくない状況を想像してしまいます。

しかし遠吠えは、「さびしい」という気持ちの表現。もし、次のシーンで主人公に向かって犬が飛びかかってきたとしても、それは襲おうとしているのではなく、「やっと人間に出会えたよ。うれしいよ」という喜びを表している可能性のほうが高いのです。

都会で暮らしていても、どこかから犬の遠吠えが聞こえてくることがあります。きっとその飼い主は、いつもより帰宅が遅いのでしょう。犬は「ご主人様の帰りが待ち遠しいよ」と思いながら、遠吠えをしているのです。

じつは、オオカミの遠吠えも、さびしいためにしているのではないかといわれています。オオカミは基本的に群れを作って生活する動物ですが、なんらかの事情で群れからはぐれてしまったオオカミが「さびしいよ」「オレはここにいるから、みんな来てくれ」と訴えているのが遠吠えだというのです。

でもこう考えると、ホラー映画などのワンシーンで犬の遠吠えが聞こえてきても恐ろしくなくなりますね。ちなみに、犬が悲しさやさびしさを感じたときに「クーンクーン」と高い声で鳴くこともあります。

一般的に犬の吠え声というのは、高くなればなるほど恐怖や恐れ、不安などが強いことを表します。ケンカに負けて逃げ出すときなどに「キャンキャン」と鳴くのがその典型です。逆に、吠え声が低いのは怒っている証拠。「グルル」「ウー」と唸っているときに近づくと、攻撃を受ける可能性があるので注意してください。

出典:『面白くてよくわかる 決定版 イヌの気持ち』監修/藤井聡

【書誌情報】
『面白くてよくわかる 決定版 イヌの気持ち』
監修: 藤井 聡

ペットとして広く愛される愛犬は、今や家族ともいえる存在。本書は、日常の表情やしぐさ、行動のクセなどから知ることのできる「本当の犬の気持ち」をイラストと文章で解説。カリスマ訓練士の実践的なアドバイスが得られ、イヌの関する役立つ豆知識が満載。これであなたも犬と本当の付き合いができるようになる!