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愛犬が庭を穴だらけにしてしまうのには理由がある!穴掘りの回数が減る対策とは?【イヌの気持ち】

退屈しのぎのケースもある

昔話の「花咲か爺さん」には、愛犬が「ここ掘れワンワン」と吠えながら畑を掘っていたので一緒に掘ってみたところ、大判小判がザクザク出てきた……とあります。

庭で犬を飼っていると、同じような経験をしたことがあるはずです。ただし大判小判は出ず、花壇や芝生をこわされるだけのようですが。このように犬が庭を穴だらけにしてしまう理由にはいくつかあります。

ひとつは本能によるもの。犬が野生の動物として生きていたときは、今日は獲物にありつけたが明日はどうなるかわからないという状態に置かれていました。そのため食べ残した獲物を土の中に隠し、空腹時の非常食にするという習慣がつき、それが長い間に本能として脳に刻み込まれたのです。

その証拠に、飼い犬でも大量のエサを与えると、穴を掘ってエサのあまりを埋めようとします。二つ目の理由は、退屈しのぎ。私たちは退屈するとテレビや雑誌、パソコンなどに目を通しますが、犬は穴を掘って退屈をまぎらわすのです。

「最近、急に犬が庭を掘り返すようになった」というときには、散歩を長くしたり、目新しいオモチャを与えて気持ちをまぎらわせてやると、穴掘りが減ることがあります。

三つ目の理由は、木の根の香りや土の感触を味わうのが好きなためです。私たちには無臭に感じる木の根も、嗅覚の鋭い犬にとっては香水のように感じるものがあります。いいにおいがするものをかぎたくなるのは人間も犬も同じです。

また、巣穴を掘り返してキツネなどを追い立てるために作られた犬種は、土に触れると自分に与えられた使命や得意技を突然思い出し、猛然と穴を掘りはじめることもあります。いずれの理由にしても、穴掘りをやめさせるのは難しいようです。

出典:『面白くてよくわかる 決定版 イヌの気持ち』監修/藤井聡

【書誌情報】
『面白くてよくわかる 決定版 イヌの気持ち』
監修: 藤井 聡

ペットとして広く愛される愛犬は、今や家族ともいえる存在。本書は、日常の表情やしぐさ、行動のクセなどから知ることのできる「本当の犬の気持ち」をイラストと文章で解説。カリスマ訓練士の実践的なアドバイスが得られ、イヌの関する役立つ豆知識が満載。これであなたも犬と本当の付き合いができるようになる!

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