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ひき逃げやあおり運転は絶対逃がさない!車両の3D化で車種を特定する最新技術【科学捜査】

広がる顔認証システムの実用化

ひき逃げや誘拐など、さまざまな犯行に車が使われることは少なくありません。犯行車両も画像解析によって車種の特定ができれば、重要な事件解決の糸口となります。

猛スピードで逃走する車両を、道路に設置された防犯カメラが捉えていても、画像の粗さと対象車両が高速移動しているため、搭乗者やナンバーを見分けることはほとんど不可能です。

しかし、画像解析を行うことで車両の特定が可能になります。まず、画像の近接化、先鋭化をしボディラインを浮き彫りにし、同時に車種の割り出しを行います。全国で規格が統一されている横断歩道やガードレール、マンホールなど、大きさの指標となる物体が映っていれば、それと比較対照して、車両のサイズを割り出すことが可能です。

次に、ヘッドランプやテールランプなどの形やルーフの形などを、人間の顔の特徴点をつなげていくのと同じ要領で、それぞれをうまくつないでいくとボディラインの形状が少しずつ明らかになります。

全体像の3D化をし、国土交通省の車両データベースと照合すれば、かなり高い精度で車種の特定ができます。

車は個人差が多様な人の顔と違い、形のパターンが限られているため、人物を特定するより比較的容易に車種の特定ができます。

また、全国の主要道路には1600ヵ所以上の自動車ナンバー自動読み取り装置(Nシステム)が設置されており、通過したすべての車のナンバーを自動的に読み取り記録し、犯罪に使われた可能性がある車や盗難車を探すのに活用されています。

出典:『図解 科学捜査』監修/山崎昭

【書誌情報】
『図解 科学捜査』
監修:山崎昭

科学捜査は驚くほど進化している。血液や指紋・DNA鑑定、顔認証システム等の画像解析やインターネットを駆使した情報分析など、微細な証拠から犯行の立証、犯人逮捕に結びつけている。刑事ドラマや推理小説などで活躍する科学捜査の実体、その最先端の技術、方法など全貌を図解で徹底紹介!微細な証拠も大いに真実を語る、犯罪は絶対に見逃さない。