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犯行現場で特に重要な「血痕」で推測できる犯行の真実とは!?【科学捜査】

血痕で推測できる犯行の真実

犯行現場や事故現場における血痕は、まず、外観形状を捜査官が目視で探査します。犯行状況や事故状況を推測する、最も重要な証拠となります。血痕はたとえ死体がなくても、そこで流血の事態があったことを決定づけ、血痕の形、出血量などから殺害方法、犯行時間、凶器の種類に至るまで、さまざま現場状況がわかってきます。

血痕の付着には一定の法則が存在し、そこから、出血した被疑者の位置や現場状況も推定することが可能な場合もあるのです。従って、血痕らしきものが発見されると、まず初めに血痕鑑定で最も重要な外観検査と周辺の観察が念入りに実施されます。

肉眼で血痕の疑いありとしても、本当に血痕なのか否いなかを識別できない場合があるので、事前検査と本検査の2段階に分けて検査し、残されたものが血痕か否かを確認します。

事前検査は肉眼で判別がつくものは、ロイコマラカイトグリーンという試薬と過酸化水素水の混合液を滴下、血痕であれば青緑色に変色します。 肉眼で判別できないものは、「ルミノール」の試薬を使います。

ルミノールは血液に触れると血液中のヘモグロビンと反応して、青白い蛍光色を発するので、潜在血痕が存在するか否かの判断ができます。

本検査では、さらに血液に間違いないかどうかを確定するために、「ヘモクロモーゲン結晶法」や「血球検査」などで確認します。

出典:『図解 科学捜査』監修/山崎昭

【書誌情報】
『図解 科学捜査』
監修:山崎昭

科学捜査は驚くほど進化している。血液や指紋・DNA鑑定、顔認証システム等の画像解析やインターネットを駆使した情報分析など、微細な証拠から犯行の立証、犯人逮捕に結びつけている。刑事ドラマや推理小説などで活躍する科学捜査の実体、その最先端の技術、方法など全貌を図解で徹底紹介!微細な証拠も大いに真実を語る、犯罪は絶対に見逃さない。