龍、朱雀、そして鳳凰との出会い
アイヌのシャーマンを取材・撮影するために、北海道を訪れたときのこと。仕事を終えた別れ際、ある場所で祈りを捧げてから帰るように言われました。そこは昔、アイヌ民族の悲しい歴史が刻まれた場所で、今でもアイヌの魂を浄化し続けているところでした。シャーマンから「どんな祈り方でもいい。大切なのは心だから」と言われ、私なりに心を込めて祈りを捧げました。
すると、突然、道案内をしてくれた女性が空を見上げ、龍が来たと教えてくれました。続けて朱雀も出現。感動した私は、夢中でシャッターを切りました。写真を見せると、朱雀とともに大勢のアイヌが写っていること、逆さにすると宇宙から見た地球になっていることも教えてくれました。
ところが帰りの車内で、道案内の女性が私の祈り方に対して怒りをあらわにしたのです。シャーマンに「どんな祈り方でも」と言われたと説明をしても彼女の怒りはおさまらず……。アイヌの魂たちを怒らせてしまったのかもと、深く落ち込みました。
そのとき、ふと窓の外を見ると不思議な雲が見えたので、静かにシャッターを切りました。後日気づいたのは、その雲が鳳凰であること。サイキックな知人に見せると「今もいるよ」と、私の背後を指さします。鳳凰が子どもの頃からずっと、私を守護していると言うのです。ならば、と撮影した朱雀とアイヌの写真については「みんな穏やかな顔をしているよ。ちゃんと浄化されているね」と教えてくれました。
また別の知人は、鳳凰の写真を見て「このとき怒られていなかった?鳳凰が大丈夫と言っている」と教えてくれたのです。そのとき初めて、自分を守護する鳳凰が一生懸命に私を守ろうとメッセージを届けていたことを知りました。写真を撮っていなかったら、きっと今でもアイヌの魂を怒らせてしまったと思っていたことでしょう。こうして私は、写真の龍や鳳凰たちに助けられました。これは私だけではありません。神様たちは私たちの幸せを願い、さまざまな方法でメッセージを届けているのです。
またこのとき、サイキック能力があっても、その人の解釈によってメッセージの質や内容が変わってくるということを知りました。受け取る側も取捨選択の自由があると、スピリチュアルに生きていく上では知っておくべきことだと思います。
出典:『空の奇跡を写す はじめての神写』著/小原里美
【書誌情報】
『空の奇跡を写す はじめての神写』
小原里美 著
今日から「神写」はじめませんか? 神写とは「神様たちの姿、エネルギーを写す」という意味。 誰にでもできる、神様とつながる方法です。 今、天と地が近づく時代がやってきています。 神様たちが写真に写るのは、奇跡ではなく当たり前。 それは、神様のエネルギーを写し、自分のパワーを思い出すタイミングでもあります。 神写は簡単に誰でもできますが、撮影にはちょっとしたコツがあります。 本書では、龍や鳳凰、ユニコーン、天使、女神など、 さまざまな神写のご紹介と、神様の姿を写す方法、 現れた神様が自分とどのようなつながりをもつのかを紐解く、ヒントをお伝えします。
公開日:2021.10.02
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