ストレス反応にもそれぞれ種類がある
ストレッサーを受けたことによって表れるストレス反応は、体調を崩したり、感情が不安定になってしまったり、涙が出てきてしまったりと人によってさまざま。実はこうした心身に現れる生体反応にも種類があります。
まず、極度な不安や恐怖心のほか、ちょっとしたことで怒りが募りイライラしてしまったり、集中力、思考力、判断力などが低下してしまう「心理的反応」というストレス反応。また、怒りが爆発してしまったり、涙が出たり、暴飲暴食、拒食など強く感じているストレスが行動に表れる症状を「行動的反応」。動ど う悸き や目まい、嘔お う吐と や下痢、睡眠障害を含む体調不良を「身体的反応」と言い、身体の不調となってストレスが表に出てくる状況を指す言葉となっています。
こうした感情の揺れとうまく付き合っていくためには、起こった出来事をどのように捉えるのかが重要になってきます。
例えば、「風邪を引き1日休養を余儀なくされてしまった」という出来事に対して「やりたいことがたくさんあるのに何もできないなんて」と後ろ向きに捉えるか、「明日からは本調子で頑張れるように、せっかくだから1日ゆっくり休もう!」と前向きに捉えるのかによって、感情は大きく左右されるのです。
出典:『心療内科の名医が教える 怒り、不安がすぐ消える 魔法の感情整理術』
【書誌情報】
『心療内科の名医が教える 怒り、不安がすぐ消える 魔法の感情整理術』
監修:ゆうきゆう
日々の生活の中でなにかとすぐにイライラしたり、びくびくしたり、「怒り」や「不安」などの感情をうまくコントロールすることができないという悩みを抱えている人は少なくないかと思います。本書は、そのようなココロが忙しくて疲れを感じている人の支えになる感情整理術の書籍です。
家庭間や職場、学校などでつい熱くなって言い返す前に実践してほしい感情整理のテクニックや、もっと気楽に物事をとらえるコツ、一瞬でできる心の落ち着かせ方など、ゆうきゆう先生流のココロが楽になる術をまとめた一冊。
公開日:2022.10.02