マイナスな感情を引きずる人の特徴
落ち込んでしまったり悲しい思いをしたりと、マイナスな感情を持った経験は誰しもあるかと思います。しかし、この感情をどれだけの時間引きずってしまうかは人によります。すぐに割り切って前を向ける人と、なかなか割り切れずに長い時間気にしてしまう人がいるのです。
精神科医の森田正馬は、怒りや悲しみといった人間の感情は、放っておけば弓なりの曲線を描くように低減していく法則を唱えました。つまり、感情は時間が経てば収まるものであるという見方です。
しかし、マイナスな感情を長い時間引きずってしまう人は、何かあるごとにマイナスの感情を抱く原因となった出来事を思い出してしまう傾向にあります。そしてまた落ち込んだり悲しくなったり、と負の感情を抱き続けてしまうのです。長期間にわたってマイナスな感情を引きずってしまうと体に不調が現れたり、うつ病になってしまう可能性もあります。体も心も健康に過ごすためにも、感情を引きずらないようにすることは大切なことだと言えるでしょう。
出典:『心療内科の名医が教える 怒り、不安がすぐ消える 魔法の感情整理術』
【書誌情報】
『心療内科の名医が教える 怒り、不安がすぐ消える 魔法の感情整理術』
監修:ゆうきゆう
日々の生活の中でなにかとすぐにイライラしたり、びくびくしたり、「怒り」や「不安」などの感情をうまくコントロールすることができないという悩みを抱えている人は少なくないかと思います。本書は、そのようなココロが忙しくて疲れを感じている人の支えになる感情整理術の書籍です。
家庭間や職場、学校などでつい熱くなって言い返す前に実践してほしい感情整理のテクニックや、もっと気楽に物事をとらえるコツ、一瞬でできる心の落ち着かせ方など、ゆうきゆう先生流のココロが楽になる術をまとめた一冊。
公開日:2022.10.15