自分の仕事量を可視化しよう
そもそも、抱え込んでしまう人は何事に対しても頑張り屋さんという側面があるため、人に頼られる傾向にあります。それだけに自分の限界を把握しておくことが大切になるのです。では、具体的にどのような方法で自分のキャパシティを見つめれば良いのでしょうか。
先述したように、自分の心をコップに例えて、自分の心にはどのくらい水がたまっているのかをイメージする習慣をつけることが効果的です。家や職場などでそれを想像するだけで、自分の余力を把握することができるでしょう。
また、具体的な方法として挙げたいのが、今後の自分の仕事量を可視化すること。小さなホワイトボードやカレンダーなどに、その日の予定を書き出してリビングやデスクに置いておくことで、自分にも他人にも仕事の量を示すことができます。これをすることにより、自分でも「今は新しく仕事を受け入れないほうが良い」と判断することができるほか、何か頼まれそうになったときに、他人に自分の状況を伝えやすくなるのです。手間はかかりますが、自分の限界を理解するのに効果は絶大です。
出典:『心療内科の名医が教える 怒り、不安がすぐ消える 魔法の感情整理術』
【書誌情報】
『心療内科の名医が教える 怒り、不安がすぐ消える 魔法の感情整理術』
監修:ゆうきゆう
日々の生活の中でなにかとすぐにイライラしたり、びくびくしたり、「怒り」や「不安」などの感情をうまくコントロールすることができないという悩みを抱えている人は少なくないかと思います。本書は、そのようなココロが忙しくて疲れを感じている人の支えになる感情整理術の書籍です。
家庭間や職場、学校などでつい熱くなって言い返す前に実践してほしい感情整理のテクニックや、もっと気楽に物事をとらえるコツ、一瞬でできる心の落ち着かせ方など、ゆうきゆう先生流のココロが楽になる術をまとめた一冊。
公開日:2022.10.19