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12、応神天皇の河内開発物語【日本史】

Text:鈴木 旭

第十五代応神(おうじん) 天皇代、四世紀〜五世紀の間のこと。大和朝廷は大和から河内に勢力範囲を拡大。本格的な中央政権として地方政権を圧倒するようになります。その力を象徴するのが巨大な前方後円墳でした。

 

奈良盆地の大和川流域に立ち並ぶ景行(けいこう)天皇陵、崇神(すじん)天皇陵、箸墓(はしはか)古墳、メスリ山古墳、成務(せいむ)天皇陵に比較すれば、その二倍。応神天皇陵は長径425メートル、仁徳天皇陵は486メートルです。エジプトのピラミッドや秦の始皇帝陵に比べても遜色のない大きさです。

 

祭祀者だった天皇が軍人であると同時に灌漑、土木工事の指導者に変身。鉄製の農具や工具を大量に所有し、農地開拓のパイオニアになったのです。応神天皇に続く仁徳天皇はその最たる例と言えるでしょう。

 

新しい技術導入の担い手となり、開拓者となった天皇の活躍を支えたのが弓月氏(秦氏)(はたし)、和邇(わに) 、阿知使主(あちのおみ)らの渡来人でした。

 

出典:『図解 眠れなくなるほど面白い 日本史』著:鈴木旭

【書誌情報】
『図解 眠れなくなるほど面白い 日本史』
著:鈴木 旭

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