主な金融商品である『REIT』とは！？【ほったらかしで3000万円貯める！お金と投資の超入門】

主な金融商品の長所・短所と、投資のツボ

主な金融商品であるREITについてみていきましょう。

●REIT（不動産投資信託）……分散投資の銘柄として人気に
何もしなくてもお金が入ってくる〝不労所得〞の代表格が不動産の賃貸収入です。しかし、実際に不動産を所有するのは非常にハードルが高く、よほど資金力がある人でない限り多額の資金の借入れが必要です。

そこで、少額の投資でも間接的に〝家賃収入〞を得られる金融商品として誕生したのがＲＥＩＴです。ＲＥＩＴは投資家から集めたお金でオフィスビルやマンション、ホテル、商業施設や物流施設などの不動産を取得し、得られる賃貸収入を投資家に分配する金融商品です。日本のＲＥＩＴは東京証券取引所に上場しており、数万円から投資できます。ＲＥＩＴを対象にした投資信託なら、１００円からでも投資ができ、積み立て投資も可能です。安定した分配金に加え、債券や株とは異なる値動きをすることから、分散投資の対象として人気があります。こうした金融商品に分散して長期に積み立て投資していく手法が「ｉＤｅＣｏ」であり、「つみたてＮＩＳＡ」なのです。

【出典】『ほったらかしで3000万円貯める！ お金と投資の超入門』
監修：坂本綾子/ファイナンシャルプランナー（日本FP 協会認定CFP Ⓡ） 日本文芸社刊

監修者プロフィール
明治大学在学中より、雑誌の編集に携わり、卒業後にフリーランスの雑誌記者として独立。1988 年より女性誌、マネー誌にて、お金の記事を執筆。1999年にファイナンシャルプランナー資格取得。2010年にファイナンシャルプランナー坂本綾子事務所を設立し、執筆に加えて、家計相談やセミナー講師も行なう。2012 年よりフォスター・フォーラム（良質な金融商品を育てる会）の活動に参加、消費者教育を担当。近著に『年収200 万円の私でも心おだやかに毎日暮らせるお金の貯め方を教えてください！』（SB クリエイティブ）、『まだ間に合う！ 50 歳からのお金の基本』（エムディエヌコーポレーション）、『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』（朝日新聞出版）などがある。