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公立中学生の約17人に1人いる「ヤングケアラー」とは!?【親子で学ぶSDGs】

Text:笹谷秀光

家事や介護を任されるヤングケアラーとSDGsの関わり

家族に障がいや病気でケアを必要とする人がいるため、大人のかわりに家事や家族の世話、介護などのサポートを行う子どものことを「ヤングケアラー」といいます。

2021年の厚生労働省の調査によると、公立中学生の約17人に1人、全日制高校の生徒の約24人に1人がヤングケアラーであることがわかりました。ケアに使う時間は1日平均3~4時間と長く、7時間以上と答えた生徒も1割以上いたそうです。

ヤングケアラーの中には、学校で十分な勉強ができずに進学をあきらめる人や、体だけでなく心が疲れきってしまう人もいます。しかし、相談するほどの悩みではないと考え、多くの人が、「ヤングケアラーであることを相談した経験がない」と答えています。

ヤングケアラーの問題は、SDGsの目標3番「すべての人に健康と福祉を」4番「質の高い教育をみんなに」と深く関わっています。学ぶことは、子どもにとって当然の権利です。ヤングケアラーとなるきっかけは人それぞれですが、周りの大人や社会全体が手を差しのべ、孤立を防ぐ仕組みを作らなければいけません。

様々な相談窓口や福祉サービスが整備され始めましたが、まずはヤングケアラーの存在について多くの人が知ることが大切でしょう。

「親子で学ぶSDGs」はこんな方にオススメ!

・日本や世界で起こっていることに興味がある
・SDGs達成に向けた実際の取り組みが知りたい!
・自分自身が未来のためにできることはなにがあるのか?
・お子さんの調べ学習や夏休みの自由研究のテーマ決めにも

そう感じている方にはぜひ本書『親子で学ぶSDGs』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『親子で学ぶSDGs』著/笹谷秀光

【書誌情報】
『親子で学ぶSDGs』
笹谷 秀光 著

今、大注目の大切な話「SDGs」について、わかりやすいテキストとイラストで解説しながら各項目を【3つのキーワード】にまとめました。「エスディージーズってなに?」という基本から、日本と世界の「ヤバイ問題・スゴイ取り組み」まで一気にわかります。

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