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自信がない人が実践したい自分より下に見える人と比べて自信を取り戻す方法【ストレスの話】

Text:ゆうきゆう

他人との比較で自信をつける心理術

心理学では「人間は無意識のうちに、自分と他人を比較する」としています。このような行動は「社会的比較理論」と呼ばれ、本能的に「周りの人と比べて自分は変わっていないか」などを確認し、安心するために行われるものです。

そしてこの比較には、比べる対象によって「上方比較」と「下方比較」があります。上方比較とは、どちらかといえば自分より立場が上の人と比べること。それに対して下方比較は、どちらかといえば下の立場の人との比較です。

自信がある人や向上心の旺盛な人は、無意識に上方比較をしやすい、といわれています。目標とする人に近づき、より自分を高めたいと思うからでしょう。ただし、あまりにもかけ離れた存在と比較していると、次第に気持ちが落ち込みます。憧れと現実の線引きをしてください。

一方、自信や向上心が低下していると、無意識に下方比較をしやすくなります。自分よりも下と思える人を見て、安心しようとするからです。なお、こうした心理は仕事で疲れたときや、面接などの張りつめた場面で応用できます。すっかり疲れ果てた人を見れば「自分はまだマシ」と心が軽くなります。緊張でガチガチの人を見つければ「あれほどひどくはない」と気がラクになるものです。ストレス軽減に役立つ心理テクニック、覚えておくとよいでしょう。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 ストレスの話』

【書誌情報】
『図解 ストレスの話』
監修:ゆうきゆう

「ストレス社会」といわれている現在、科学や技術の発達で快適になっていく日々の生活とはうらはらに、ストレスからくる心身の不調に多くの人が悩まされています。ストレスの原因は仕事や学校、家庭、SNSなど人によってさまざま。特に最近では、新型コロナウイルスの影響でこれまでの生活様式が大きく変化し、何かと行動も制限されました。それにより、たまったストレスをうまく発散できずに常にイライラしたり、不安感がいつまでたってもぬぐえずあまり眠れなくなったり…また、ストレスは自律神経を乱す原因になるため、放置すると免疫力も下がり、体の不調を招くことになります。本書では、そんな諸悪の根源であるストレスの解消法を医師が解説。そもそも自律神経が乱れるまでストレスをため込まない男女別の考え方と、たまってしまったらすぐに自宅で解消できる方法を、メンタルマネジメントや栄養、運動など実用的な内容で紹介しています。

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