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ストレス過多の人がぜひ身に着けたい「戦略的撤退」のすすめとは?【ストレスの話】

Text:ゆうきゆう

ストレスから逃げたっていい

もし、あなたがストレスを長く抱え続けるような環境にいるなら、私はそこから「逃げる」ことをおすすめします。逃げるのは「敗退」ではありません。一時的な「撤退」と考えてください。

例えば、職場や学校というのは、せいぜい数十人から数百人程度の人が集まる空間です。全世界とそこに生きる人の数を比べれば、取るに足らないものといえるでしょう。そんな狭い社会の中で思い悩んでいるよりも、思い切って外に飛び出すことで、今まで見えなかった世界が目の前に広がるはずです。逃げ出すことは、自分の望まない状況から抜け出す、勇気ある行動です。どうか「逃げる勇気」を持ってください。

ただし、逃げっぱなしはいけません。AがダメならBへ、そこもダメならCへ、という具合に逃げ続けていると、やがて「どうせ何をやってもダメ」と無力感に支配されてしまいます。逃げるときは「ここで何を学んだか」「次はどうしようか」の2点を、必ず考えるようにしましょう。反省から学び、それを将来へつなげる意識があれば、それは「戦略的撤退」といえます。

たとえ一時的に身を引いても「このままでは終わらないぞ」という気概だけは持ち続けてください。そうすれば、あなたに合った快適な環境で、その才能を思う存分に生かせる場所がきっと見つかります。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 ストレスの話』

【書誌情報】
『図解 ストレスの話』
監修:ゆうきゆう

「ストレス社会」といわれている現在、科学や技術の発達で快適になっていく日々の生活とはうらはらに、ストレスからくる心身の不調に多くの人が悩まされています。ストレスの原因は仕事や学校、家庭、SNSなど人によってさまざま。特に最近では、新型コロナウイルスの影響でこれまでの生活様式が大きく変化し、何かと行動も制限されました。それにより、たまったストレスをうまく発散できずに常にイライラしたり、不安感がいつまでたってもぬぐえずあまり眠れなくなったり…また、ストレスは自律神経を乱す原因になるため、放置すると免疫力も下がり、体の不調を招くことになります。本書では、そんな諸悪の根源であるストレスの解消法を医師が解説。そもそも自律神経が乱れるまでストレスをため込まない男女別の考え方と、たまってしまったらすぐに自宅で解消できる方法を、メンタルマネジメントや栄養、運動など実用的な内容で紹介しています。

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