デザイン以外のスキルも要求される
Web デザイナーとはWeb サイトをデザインする人のことです。Web サイトを見ていて、「写真がカッコよくてオシャレだな」「文字が読みやすく配置されているな」などといった印象を受け、Web デザイナーの仕事に感心を持つ人も多くなってきました。
Web デザイナーの仕事はクライアントから「こういうサイトを作ってほしい」と依頼されるところから始まります。依頼主の希望を聞き、競合サイトを調べてから、サイトの構成や内容を決めます。その上でデザインの作業を行って、魅力的なビジュアルを作ります。
ビジュアルをデザインするのは紙媒体のデザイナーと同じですが、さらにコーディング(Webデザインがブラウザ上で意図通り見えるようにソースコードを書くこと)やプログラミングを行わなければなりません。次に最終確認して問題なければ、サイトの完成です。
こうした過程の作業を行うので、ビジュアルをデザインする技術だけでなく、コーディングの技術も持っていないといけないのです。Web デザイナーには大きく分けて、制作会社などの会社に所属して働いている人と、フリーランスで働いている人がいます。Web デザイナーを志すなら、まずは会社に所属してスキルや経験を積んでからフリーランスになるとよいでしょう。
会社に所属しているWeb デザイナーなら、その収入は会社の規模や業績によって変わりますが、年収250~500万円ぐらいの額が一般的です。フリーランスの場合、その人の能力で収入は変わりますが、Web 制作のニーズは高まっているので、大きく稼げる可能性は十分にあります。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 職業と給料の話』
【書誌情報】
『図解 職業と給料の話』
著者:高田晃一
「あの人はどれくらい稼いでいるの?」「不況でも安定して働ける職業は?」「稼げる職業とは?」国家公務員、警察官、YouTuber、インスタグラマー、新聞記者、Webデザイナー、弁護士、介護福祉士、歯科医師、美容師、料理人、プロスポーツ選手ーーさまざまな職業のリアルと給料を知ることで、あなたのキャリアと将来が見えてくる!
公開日:2022.04.21