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近年激務が問題になっている「小学校教諭」の仕事内容と給料とは?【職業と給料の話】

Text:高田晃一

やりがいはあるが、給与はあまり高くない?

公立の小学校の教諭、つまり先生も地方公務員です(私立校の教諭は除く)。なお、「教諭」とは教員免許を持つ教員の職名。また、中学校と高校の教諭と小学校の教諭には大きな違いがあります。

小学校教諭は国語、算数、理科、社会、図工、体育、音楽とすべての教科を生徒たちに教えないといけません。音楽、図工、体育を専門の教諭が教えることもありますが、その場合でも国語、算数、理科、社会はカバーしないといけません。

ちなみに、2022年度からは中学や高校のように教科ごとに教諭が代わる「教科担任制」が導入される予定です。ただし、これは5~6年生が対象。全科目を教えるオールラウンドな能力は、やはり必要とされます。

小学校教諭に必要な教員免許は、大学や短大、専門学校、通信制大学で取得できます。教員免状は3種類に分かれていて、1つ目は、全科目教えることができる普通免許状。2つ目は、すぐれた知識や経験を持つ社会人が教員になるための特別免許状。3つ目は、教諭の職務を助ける助教諭のための臨時免許状です。

給与の金額は勤める都道府県、勤続年数などによって変わってきますが、公務員ならではの安定性と充実した福利厚生があります。平均年収は578万円、平均月収は約33万円と一般的な平均給与より高い水準です。

ただし、仕事量はかなり多いです。小学生には夏休み、冬休み、春休みがありますが、その間も教諭は休めません。授業以外にも授業の準備やテストの準備と採点、学校行事などもあります。それに加えて生活面での指導や、保護者の対応までしないといけないのです。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 職業と給料の話』

【書誌情報】
『図解 職業と給料の話』
著者:高田晃一

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