ネット証券の選び方②

提供情報とトレードシステムで選ぶ！

３大ツールの情報提供は絶対に欠かせない

ネット証券を選ぶうえで、手数料以外のポイントは、システムです。具体的には以下の二つです。

●情報システム（サービス）
●トレードシステム

デイトレーダーの多くは、ネット証券で提供されているさまざまな情報を使ってトレードしています。ネット証券の情報はデイトレードに欠かせないといってもよいでしょう。この情報は、ネット証券によって異なります。では、どのような情報があればよいのでしょうか。それはトレーダーによって異なるのですが、３大ツールは欠かせません。

５分足チャート、板、リアルタイム・ランキングの三つです。この三つが提供されていることが絶対条件なのですが、現在ではほとんどのネット証券がこれらの情報を無料で提供しています。ネット証券では、投資家の争奪戦が行なわれているので、もはや、この程度の情報は無料になっているのです。

著者は、松井証券を頻繁に利用し、この証券会社が無料で提供している、ＱＵＩＣＫの情報を使ってトレードしています。ＱＵＩＣＫ以外は使ったことがありません。たしか、ネットトレードを始める前、地場証券のフロアに置いてあった情報端末をよく使っていたのですが、それもＱＵＩＣＫのものだったような記憶があります。かなり長く利用しているわけです。

そのためか、ＱＵＩＣＫの情報さえ見られれば、デイトレードで勝つ自信があります。個人的な話が長くなりましたが、ＱＵＩＣＫの情報を無料で提供しているネット証券をお勧めします。

自動売買などさまざまなトレードシステムの提供

最近では、情報以外に、さまざまなトレードシステムを提供するネット証券が増えてきました。「自動売買」なども、そうです。自動売買とは、その名のとおり、条件さえ入力しておけば、自動でトレードしてくれるシステムです。勝手に注文を出してくれるわけです。

自動売買にはいくつかの種類があるのですが、その代表的なものとして、「逆指値(さしね)注文」というのがあります。通常、指値で買い注文を出した場合、株価がその値段以下になると約定(やくじょう)します。たとえば、２００円の指値で買い注文を出したら、２００円以下なら約定し、２０１円以上では約定しません。

しかし、逆指値は２００円で買い注文を出すと、株価が２００円以上で約定し、１９９円以下では約定しません。この他にも、特殊なトレードができるシステムがあります。必要であれば、それらのサービスを提供しているネット証券を選びましょう。

ネット証券の選び方②

提供情報とトレードシステムで選ぶ

自分の売買に必要なトレード・システムを提供しているネット証券を選ぶ。

たとえば、自動売買システムなど。

自動売買とは？

ネット証券のサービスやソフトを使って、株価の動きなどが指定した条件に該当したとき、自動的に注文を出す売買のこと。

逆指値注文

ふつうの指値とは逆の設定。

200円で買いの場合なら、ふつうの指値は「200円以下で買い」だが、逆指値は「200円以上で買い」になる。

Uターン注文

買い注文と売り注文を同時に出せる注文。

200円で買って、220円になったら売り。

W指値注文

現値の上下二つに指値注文を出せる。

持ち株が200円の場合、220円まで上がったら、または180円まで下がったら売り。

自決分済のす売る買売に買必要なトレードシステムを提供しているネット証券を選ぶ！

出典：最新版 これから始める株デイトレード