確率を知ることのメリット
この世は確率に満ちている
確率は、数学のなかでも日常生活に密接に関係している分野です。
朝、テレビの天気予報を見て、その日の降水確率をチェックし、傘を持って出るかどうかを判断している人も多いことでしょう。
野球では「打率3割のバッター」といえば優秀な打者であることがわかります。日常会話でも「それは十中八九失敗する」とか「合格するのは五分五分だな」といった確率に関係した言葉を使用しています。
このように日常生活には、確率に関係したことがたくさんあります。だからこそ、確率の知識を得ることが重要になってくるのです。
ものごとの本質が見えてくる
確率を知ることで、ものごとの本質を理解できるようになります。
これまで単なる偶然の出来事だと思っていたことが、実はそうではないのだとわかると、理論的に説明がついて正しい判断ができるようになります。さらに、これまで正しいと思っていたことが、勘違いであることがわかるようにもなるでしょう。
たとえば、コインを投げて5回連続で裏が出たとき、たいていの人はそろそろ表が出るだろうと考えます。なんとなく表の出る確率のほうが高くなったような気がするからです。しかし、確率的にいえばそれは単なる錯覚にすぎません
こうした例は、ほかにもたくさんあります。確率を知らないと、思わぬ損をするばかりか、大きな詐欺に引っかかってしまう可能性もあるのです。
出典:『マンガでわかる 図解 眠れなくなるほど面白い 確率の話』
【書誌情報】
『マンガでわかる 眠れなくなるほど面白い 図解 確率の話』
著者:野口哲典(マンガ:田伊りょうき)
当社の「眠れなくなるほど面白い 図解」シリーズをよりわかりやすく解説する「マンガ図解」シリーズの第1弾! 我々の日常に深く入り込んでいる「確率」。朝の天気予報で「降水確率」を確認したり、野球シーズンには勝率や打率をチェックしたりする方もいると思います。ジャンケンやサイコロの目、ゲームのガチャやくじなどの当たる確率、人生の節目にあたる受験の合格確率やプロポーズの成功確率など、実にさまざまなシーンで「確率」の話になるのです。そんな「確率」をマンガと図で解説し、面白く読み進めながら知識を得られる一冊。「運命の出会い」を確率にするとどのくらいになるのか、最低でも一校は合格するための受験の仕方など、勉強としてではなく実際に役立つ確率の話ばかりなので、ぜひご一読ください。
公開日:2024.06.02