「心理学」は、人間関係構築・改善に役立つ【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】
現代は人間関係で非常に多くの人が苦しんでいます。厚生労働省が2020年に実施した労働安全衛生調査では、現在強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者のうち、ストレスの理由として対人関係をあげた人が27.0%もいました。なかでもパート従業員は35.3%と高い数字になっていました。
また、ポーポー・ポロダクションが行なった人間関係に関するアンケート調査(2010年/3517人)でも49.1%の人が現状の人間関係で悩んでいるという結果になりました。心理学はこうした問題を軽減したり、改善したりするために役立つ学問でもあります。
人間関係の悩みを解消する心理学の知見
他人から自分はどう思われているか、好きな人とどうしたら仲よくなれるか、自分の心は常に他者によって動かされてしまいます。人はどのように他者を評価するのか、好意をもつのか、そのメカニズムを知れば自分が相手とどう接すればよいかが見えてきます。
また、みなさんには会社で顔を合わせたくない上司や同僚がいるかもしれません。心理学はそんな相手との関係の改善にも役立ちます。
人の思考・行動パターンがわかれば、相手の考えていることも理解できるようになりますし、自分の心を整えるのにも役立ちます。
多くの人の強いストレスになっている人間関係の悩みや、苦しみを軽減するヒントになるのです。
【出典】『ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学』
著者:ポーポー・ポロダクション 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
「人の心を動かせるような良質でおもしろいものを作ろう」をポリシーに、遊び心をこめたコンテンツを企画している。色彩心理と認知心理が専門で幅広く心理学全般を活用し、ビジネスやコミュニケーション展開を企画、提案している。著書に『色と性格の心理学』、『決定版 色彩心理図鑑』(ともに日本文芸社)などがある。
大好評「ゼロからわかる」シリーズに、「人間関係の心理学」が登場。対面・リモート・SNSでも使える!「人間関係」×「心理学」科学的な研究に裏打ちされた、ストレスゼロの心地いい関係をつくる方法を紹介します。
■なぜか「攻撃されやすい人」3つの特徴■怒っている?「メール人格」に注意■「SNS疲れ」から離れる方法
■オンラインでも使える「ランチョンテクニック」■投稿内容で性格が見抜ける■ものを頼むときは相手の名前を呼ぶ■人と仲よくなる3大法則とは?■人間関係の構築のために「ハロー効果」を使わない手はない■「変な動き」をすると心が軽くなる■人見知りを克服するための〇〇■集団になると冷たくなる心理■人との仲を決める「視線の行方」■「思い込み」が人間関係を悪化させる■オンラインで部下を育てるコツ■コメント欄はなぜ荒れるのかなど、リアルやオンラインで信頼関係を築いたり、仲よくなったり、困った相手ともストレスなく付き合う方法などを紹介します。
近年は、環境の変化によって新しい心理が多くの人に芽生える傾向にあります。オンラインミーティングやメールでのやりとり、SNS上での交流など、対面以外のコミュニケーションの場面も増えました。このような新しい環境でも、トラブルやストレスを回避しながら円滑な人間関係を構築するポイントがつかめる一冊です。
公開日:2023.12.04