避けきれない「苦手な人」との付き合い方【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】
会社や学校などのコミュニティでは、気が合う人ばかりではありません。苦手な人がいたとしてもなんとか付き合わなくてはいけない場面があるはずです。
現代では自己中心的で、共感力が乏しい人が増えている傾向があります。このような人と付き合うのは、本当に疲れます。そして、相手のことを理解する時間や機会も限られている昨今では、苦手な人のことを理解して良好な関係に変えるのは至難の業です。
今、コミュニケーションにおいてもっとも重要な能力は、仲のよい人とより仲よくすることよりも、苦手な人とどう向き合うか、付き合うかではないでしょうか。
苦手な人とどう向き合うかが重要
本書では具体的に、苦手な人とどのように向き合うか、付き合うかはとても重要なことと考え、詳しく解説したいと考えています。
多くの人が苦手にしている人、たとえば「否定ばかりする人」「自慢話ばかりする人」「好き嫌いがはげしい人」などのややこしい人を取り上げます。
まずそのメカニズム(なぜそうなるか)を解説し、相手を理解した上で、どのように付き合うのがよいか、そのヒントをお伝えしていきたいと思います。
苦手な人を「苦手」だと考えると余計につらくなります。苦手な部分を「個性的」と捉えて、個性的な人とどう向き合うかを考えていきましょう。
【出典】『ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学』
著者:ポーポー・ポロダクション 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
「人の心を動かせるような良質でおもしろいものを作ろう」をポリシーに、遊び心をこめたコンテンツを企画している。色彩心理と認知心理が専門で幅広く心理学全般を活用し、ビジネスやコミュニケーション展開を企画、提案している。著書に『色と性格の心理学』、『決定版 色彩心理図鑑』(ともに日本文芸社)などがある。
大好評「ゼロからわかる」シリーズに、「人間関係の心理学」が登場。対面・リモート・SNSでも使える!「人間関係」×「心理学」科学的な研究に裏打ちされた、ストレスゼロの心地いい関係をつくる方法を紹介します。
■なぜか「攻撃されやすい人」3つの特徴■怒っている?「メール人格」に注意■「SNS疲れ」から離れる方法
■オンラインでも使える「ランチョンテクニック」■投稿内容で性格が見抜ける■ものを頼むときは相手の名前を呼ぶ■人と仲よくなる3大法則とは?■人間関係の構築のために「ハロー効果」を使わない手はない■「変な動き」をすると心が軽くなる■人見知りを克服するための〇〇■集団になると冷たくなる心理■人との仲を決める「視線の行方」■「思い込み」が人間関係を悪化させる■オンラインで部下を育てるコツ■コメント欄はなぜ荒れるのかなど、リアルやオンラインで信頼関係を築いたり、仲よくなったり、困った相手ともストレスなく付き合う方法などを紹介します。
近年は、環境の変化によって新しい心理が多くの人に芽生える傾向にあります。オンラインミーティングやメールでのやりとり、SNS上での交流など、対面以外のコミュニケーションの場面も増えました。このような新しい環境でも、トラブルやストレスを回避しながら円滑な人間関係を構築するポイントがつかめる一冊です。
公開日:2023.12.07