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日本ハムは有原のメジャー移籍で投壊必至!若手の台頭を気長に待つしか…

Text:福嶌弘

日本ハム2020年成績【パ・リーグ5位】

53勝62敗5分 勝率.461
得点493③ 失点528⑤ 本塁打89⑥
盗塁80⑤ 打率.249② 防御率4.02④

打つべき人は打ったが…

近藤健介、西川遥輝が3割を打ち、中田翔が108打点で打点王。渡邉諒が打率.283を打てば、大田泰示も14本塁打&チーム2位の68打点。景気よく列挙してみたが、昨季の打線の見どころは以上。

4番・中田が返す以外に主たる得点パターンがなかった。期待(?)の清宮幸太郎も263打席で打率・190、7本塁打に沈み、まだまだ時間がかかりそう。大きな上積みがあるとすれば、指名打者で使える強打の新外国人の加入ということになりそうだ。

有原航平の穴をどう埋めるか!?

打線は主力が機能すれば、そこそこの得点を望めるが、本格的にマズいのは投手陣。勝ち頭であり、イニングイーターの有原航平のメジャー移籍が決まり、先発ローテーションである程度の計算ができるのは、バーヘイゲン、上沢直之、杉浦稔大の3枚。今年も谷間をオープナーやブルペンデーなどの策でしのぐことになるだろう。

秋吉亮、公文克彦が不調で大誤算だったリリーフ陣の立て直しも急務だ。昨年6月に左膝手術を受け離脱したブライアン・ロドリゲスはシーズン終盤に1軍に戻ってきたが、石川直也は8月にトミー・ジョン手術を受けて長期離脱が決定。「ミスター・安定感」の宮西尚生を守護神に据えるほかに道はなさそうだ。

2023年の新球場オープンまではしばらく緊縮、もとい若手育成のシーズンが続きそうな予感。そろそろ「助走」を付け始めた方がいいと思うのだが……。

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