今シーズン初ヒットで、いきなりサイクルヒットを期待させる大活躍
田中俊太が躍動した。
9月16日の対阪神戦。1打席目に今シーズン初ヒットで初ホームランを打つと、2塁打、シングルヒットと続いて3打席連続。
こうなると、あと3塁打でサイクルヒットとなる期待を持って応援してしまったが、さすがにそこまで上手くはいかなかった。
兄は広島カープの田中広輔。社会人を経ての入団なので27歳ながらまだ3年目の選手だ。
昨年、守備は良いがバッティングでアピールできなかった。
それゆえ今年は2軍暮らしが長かったが、その2軍での打撃成績が面白い。
142打席で33安打の打率.275は特出すべきものではないが、フォアボールを20個選んでいて、出塁率となると.383まで跳ね上がる。
俗に言う「選球眼の良さ」が数字で見て取れる。
よく厳しい場面で「何でもいいから出塁してくれ」と応援したりすることがあるが、その「何でもいいから出塁する」田中俊太は、巨人独走の一因になる。
公開日:2020.09.17