ホームランにできないボールでも、いかにヒットにできるかがカギ!!
昨年の8月に巨人に移籍して以来、初めてのヒーローインタビューを受けた中田翔。
初回に満塁ホームランを打ったのだから当然だろう。
とにかく原辰徳監督が意地になって使い続けているといっていい中田翔。昨年の巨人での成績は34試合に出場して打率.154でホームランは3本。打率の低さは論外で、約10試合に1本のホームランペースも大砲というには不満な数字だ。
今年もここまで昨日の試合を終えて打率.176という数字。それでも原辰徳監督は5番で使い続ける。中田翔の活躍を信じているというレベルを超えている。本来なら8番バッターでも厳しい数字。打てない打てないと揶揄される小林誠司よりも打率が低いのだ。
ただ、今後は打率が上昇していくのではないかと思わせるシーンがあった。満塁ホームランを打った直後の2打席目。ライトに軽打した感じのシングルヒットを打ったのだ。
ホームラン直後だからといって気を良くして大振りするわけではなく、こういったミート重視の流し打ちも使うようになってくれば絶対に打率は良くなってくる。
クリーンアップを打つのであれば、せめて打率は2割5分、ホームランは5~6試合に1本ペースで打ってくれないと物足りない。
原辰徳監督にだけではなく、全ての巨人ファンに「中田翔が5番バッターに適している」と認められる日が1日でも早く来ることを期待したい。
公開日:2022.04.04