1953年の創設以来、72回も開催しているのに牝馬は未勝利!!
今週末のJRA競走は4つの重賞レースが控えている。
その中でも最も注目を集めているのが「阪神大賞典」であろう。こちらは天皇賞(春)の前哨戦として、武豊騎乗のショウナンラプンタ、GⅠ宝塚記念を勝ったブローザホーンなどステイヤーが集結している。
この阪神大賞典、実は1953年の創設以来、牝馬が一度も勝ったことのないレースなのだ。
そこで、今回はJRAレースから創設以来、前身レース名を含めて牝馬が勝っていない重賞レースを紹介していく!!
・共同通信杯
1967年に創設。近年は皐月賞馬を輩出するなどクラシックへ登竜門となっているが、いまだ牝馬は勝てていない。
・阪神スプリングジャンプ
1999年に創設。すでに27回行われているが牝馬の優勝はない。
・マーチステークス
1994年創設。ダート重賞競走で31回を開催するも牝馬の勝ち馬は現れていない。
・弥生賞ディープインパクト記念
1964年創設。皐月賞の前哨戦として、皐月賞と同じ舞台で開催され60回を超える歴史ある競走だが、牝馬が勝ったことはない。
・阪神大賞典
1953年に創設。1987年に冬開催から春開催へ移され、天皇賞(春)の前哨戦として行われているが牝馬の勝ちは一度もない。
・中山グランドジャンプ
1999年創設。春のジャンプ競走のGⅠとして創設され、暮れの大障害に比べて歴史が浅いためか牝馬による勝ちはない。
・アンタレスステークス
1996年創設。ダート重賞競走として阪神・京都で開催されているが牝馬は勝てていない。
・青葉賞
1994年に創設。1995年からダービートライアルに指定され、日本ダービーの前哨戦として位置づけられている競走である。ダービー直前のこの時期に牝馬がダービーの権利を取るために出走してくる事が皆無のため、牝馬から勝ち馬が出ていない。
・京都ハイジャンプ
1999年に創設。他のジャンプ競走に比べて歴史が浅いためか牝馬による勝利がない。
・平安ステークス
1994年に創設。創設から2012年までは1月に開催されていたため、フェブラリーステークスの前哨戦であったが、2013年以降は5月に移されている。レース創設から30年を超えたが牝馬の勝ちはない。
・京都ジャンプステークス
1999年に創設。京都ハイジャンプと共に、こちらも歴史が浅いジャンプ競走のため牝馬が勝っていない。
以上11レースが、JRA競走で牝馬の勝利がない重賞レースとなっている。
今週の阪神大賞典では、有力馬の一頭として牝馬のゴールデンスナップが出走を予定している。果たして牝馬初の勝利を掴むことが出来るのか!?
発走は3月23日の阪神競馬場11レース、15時30分予定。
公開日:2025.03.21
