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4スタンス理論における水泳[背泳ぎ]での最適な上腕の動かし方&頭の角度とは!?【廣戸聡一ブレインノート】

Text:廣戸聡一

水泳[背泳ぎ]競技別解説

後ろ走りをするように水路を進む

クロールが「水の中を走る競技」だとすれば、背泳ぎは「水の中を後ろ走りする競技」です。「走る」ように進むと言うとイメージしやすいですが、背泳ぎの難しいところは、私たちの手は後ろには行かないという点です。ではどうすればいいかと言うと、まずは、進みたい方向に腕を伸ばして肩と体側を入れ替えることで推進力を得るということ。そして、クロールよりも一層身体の面の入れ替えを使って、背中側に水路を作ることが重要です。

クロール同様に体幹(胴体)の左右のうねりで水が抜ける通り道を作り、キックによって水を押し出して推進します。ほかの泳法と同じように、もっとも大切なのは「水に乗ること」ですから、体幹の左右の面と重心を入れ替え、動作をしっかり行うことがポイントになります。

競技の起源

背泳ぎがオリンピック種目に正式採用されたのは、1900年のパリ大会のこと。しかし、当時の背泳ぎは「ダブルバック」と呼ばれる平泳ぎを逆さまにした泳法で、バタフライを仰向けにしたような形態が一般的だった。現在のような形になったのはそれから約10年後。アメリカの選手が、練習中に仰向けでクロールをしてみたことがきっかけになった。

上腕の動かし方

【1】上腕が内旋
腕が着水するときに、上腕が内旋している。

【2】上腕が外旋
腕が着水するときに、上腕が外旋している。

頭(顔)の角度

【クロス】頭を立てるクロスタイプ
あごを引いて頭を立てて進むと安定する。

【パラレル】天井を向いたままのパラレルタイプ
顔は天井を向いたままで進むと安定する。

【書誌情報】
『廣戸聡一 ブレインノート 脳と骨格で解く人体理論大全』
著者:廣戸聡一

「本来の自分の身体の動きと理屈を知り、身体だけでなく精神的な部分との兼ね合いの中で、“いかにして昨日の自分を超えるか”という壮大なテーマを、人体理論の大家であり、日本スポーツ・武道界の救世主と呼ぶに相応しい、廣戸聡一が、自身の経験と頭脳のすべてを注ぎ込んで著す最強最高の身体理論バイブル。四半世紀でのべ500,000人の臨床施術により、多くのトップアスリート、チーム、指導者、ドクターとの関わりの中で行き着いたトレーニング&コンディショニング理論の集大成、ここに完成。オリンピック競技を含む全52種目を個別にも論及、紐解いた、すべてのアスリート、指導者、スポーツファン必携の書!