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4スタンス理論におけるボートでの最適な推進イメージとは!?【廣戸聡一ブレインノート】

Text:廣戸聡一

ボート 競技別解説

水をキャッチするインパクトを合わせる

ボート競技で重要なのは、自分とボートを一体化させることです。単に「ボートに乗っている個体」になると、自分自身が水抵抗になってしまいます。漕ぐ動作では、しっかりと踏む動作をする中で、身体が推進していくということがポイントです。ジャンプをするように踏み込んだ足の力を、オールが水をかく力へと変換していきますが、このとき重要なのは、腕の押し引きでオールを動かしているのではなく、ストローク運動でオールを動かしているということです。全身を使ったストローク運動を休みなく行うことで、大きな推進力を得ているのです。

また、特に団体種目で注意したいのが、メンバーで「合わせるポイント」です。多くは「漕ぐ動き」を合わせようとしてしまいがちですが、これは間違い。オールで水をキャッチする「インパクト」を合わせることが重要です。推進力が得られるのはインパクトの瞬間ですから、そのタイミングでかけ声をかけるなどして、合わせるようにしましょう。

競技の起源

現在のボート競技に近い形で定着したのは中世以降で、湖沼が多くボートレースに適したヨーロッパを中心に普及。ボートレースの語源である「レガッタ」は、14世紀頃にイタリアのベネチアで行われたボートレースに由来している。その後、近代的なボート競技は18世紀のイギリスで誕生した。

推進のイメージ

踏み込んだ足の力を最大限、オールが水をかく力に変換するアームワークを体得する。

【A】キッキングに対してアームワークが同調
ジャンプをするように踏み込んでいくキッキングと同調するかのように、オールが水をかく動きがスタートする。

【B】キッキングに対してアームワークが遅れて可動
ジャンプをするように踏み込んでいくキッキングのスタートから、ワンテンポほど遅れたタイミングでオールが水をかく動きがスタートする。

【書誌情報】
『廣戸聡一 ブレインノート 脳と骨格で解く人体理論大全』
著者:廣戸聡一

「本来の自分の身体の動きと理屈を知り、身体だけでなく精神的な部分との兼ね合いの中で、“いかにして昨日の自分を超えるか”という壮大なテーマを、人体理論の大家であり、日本スポーツ・武道界の救世主と呼ぶに相応しい、廣戸聡一が、自身の経験と頭脳のすべてを注ぎ込んで著す最強最高の身体理論バイブル。四半世紀でのべ500,000人の臨床施術により、多くのトップアスリート、チーム、指導者、ドクターとの関わりの中で行き着いたトレーニング&コンディショニング理論の集大成、ここに完成。オリンピック競技を含む全52種目を個別にも論及、紐解いた、すべてのアスリート、指導者、スポーツファン必携の書!