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4スタンス理論における自転車での最適な真正面から見た漕ぎ出しとは!?【廣戸聡一ブレインノート】

Text:廣戸聡一

自転車 競技別解説

頭を止めて体幹のエネルギーを脚に伝える

面を入れ替えてペダルを漕ぐ自転車の動きは、走る動作とよく似ています。動きのポイントとなるのは、頭の位置を止めて、体幹を動かすことで得たエネルギーを脚に伝えることでペダルを動かすということ。ペダリングの動きを支持するのは、頭と両手足の5カ所ですが、どこかがブレるとそこから力が抜けてしまうため、頭とハンドリング(両手)をピンニングすることで、体幹部をコントロールして脚の力を抜かないようにします。

上体は前傾しているように見えますが、実際は前傾しているのではなく、踏んだ脚が上がってくるためのスペースを作っています。前傾すると踏み圧が抜けてしまうため、常に左右同圧でペダリングすることが大切です。

競技の起源

18世紀末に自転車が発明されると、すぐに自転車レースが始まり、1903年にはツール・ド・フランスがスタートした。トラック競技場を使って行う短・中距離は1893年に世界選手権が開催されており、その後、耐久レースやマウンテンバイク、MBXが登場し、新しい自転車競技として浸透した。

真正面から見た漕ぎ出し

力強い漕ぎ出しをするために、自分に合った乗り方を体得する必要がある。

【クロス】自分の軸幅でフレームが動く(フレームが振れている)
ジャンプをするように踏み込んでいくキッキングと同調するかのように、オールが水をかく動きがスタートする。

【パラレル】自分の正中線上にフレームが乗っている
ジャンプをするように踏み込んでいくキッキングのスタートから、ワンテンポほど遅れたタイミングでオールが水をかく動きがスタートする。

頭と両手足、5カ所の力の出口
頭、両手の3カ所の位置を固定してピンニングすることで、残り2カ所となる両足に、体幹で発動させたエネルギーを集中させる。これにより、最大限の力をペダルに伝えることができる。

【書誌情報】
『廣戸聡一 ブレインノート 脳と骨格で解く人体理論大全』
著者:廣戸聡一

「本来の自分の身体の動きと理屈を知り、身体だけでなく精神的な部分との兼ね合いの中で、“いかにして昨日の自分を超えるか”という壮大なテーマを、人体理論の大家であり、日本スポーツ・武道界の救世主と呼ぶに相応しい、廣戸聡一が、自身の経験と頭脳のすべてを注ぎ込んで著す最強最高の身体理論バイブル。四半世紀でのべ500,000人の臨床施術により、多くのトップアスリート、チーム、指導者、ドクターとの関わりの中で行き着いたトレーニング&コンディショニング理論の集大成、ここに完成。オリンピック競技を含む全52種目を個別にも論及、紐解いた、すべてのアスリート、指導者、スポーツファン必携の書!