筋肉をつけて基礎代謝を上げ痩せやすい体質に
食事制限に次いでやるべきなのは筋トレです。食事コントロールをすると体脂肪が減ると同時に、どうしても筋肉も落ちてしまいます。この筋肉の減少を相殺するため、必ず筋トレを行う必要があるのです。
そもそも私たち人間は脳や心臓、肺などを働かせて、生命を維持するだけで多くのエネルギーを消費しています。この生きるために必要不可欠なエネルギー消費のことを「基礎代謝」といいます。人間が消費するエネルギー量は、この基礎代謝量と運動代謝量、食事に伴う代謝量(DIT)に大別されるのですが、最も配分が大きいのがこの基礎代謝量で、全体の60〜70%程度を占めます。
そしてこの基礎代謝量のうち、20~40%を消費しているのが筋肉です。筋肉は体温を作る熱発生装置としての役割を担っており、安静にしているときでも筋肉1㎏あたり15~30㎉のエネルギーを消費しています。
つまり筋肉が多い人ほど、普通に生活しているだけでたくさんのエネルギーを消費する痩せやすい体だといえます。逆に食事制限だけをして体脂肪が減ると同時に筋肉量まで減ってしまい、それだけ基礎代謝量も低下して体にエネルギーが余って太りやすい体質になってしまうのです。さらに極端な食事制限はリバウンドを招きます。そしてこのときに増えるのは体脂肪だけです。
また適度な筋肉をつけるとプロポーションにメリハリが生まれ、若々しく見えます。筋トレは細胞の修復や成長を促す成長ホルモンなどの分泌を促す働きもあるので、骨密度の低下や貧血などを防ぐ効果も期待できます。
【書誌情報】
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公開日:2020.12.03