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疲れたら甘いものは逆効果になるかもしれない!?【栄養素の話】

Text:牧野直子

糖質のとり過ぎでさらに疲れることも

疲れているときに甘いものを食べるといい、そう思っている人も多いのではないでしょうか。実はそれはエネルギー切れによる一時的な疲労に対してのみで、むやみに甘いものを食べ続けてしまうとかえって逆効果になってしまいます。

甘いものに含まれる糖質は、体内でブドウ糖につくり変えられて血中に取り込むことで血糖値を上げ、それを下げようとインスリンという物質が分泌されます。

そのため、糖質を一度にたくさん摂取してしまうと急激に血糖値が上がり、それを下げるために必要以上にインスリンが分泌され、血中の血糖値が減少し、低血糖になります。

すると、脳が働くのに必要な分のブドウ糖まで減り、エネルギーが届かず、だるさや眠さといった症状につながります。糖質過多の生活を続けていると正常に血糖値の調整ができなくなり、最終的には常に低血糖の状態になってしまうのです。

すると自律神経のバランスが崩れ、疲労感やだるさ、思考力や集中力の低下、イライラや不安感の増加などの不調を引き起こしてしまいます。

このような悪循環に陥らないためには、糖質のとり過ぎに注意し、糖質(ブドウ糖)をエネルギーに変えてくれるビタミンB1を一緒に摂取するようにしましょう。糖質は人が活動するために不可欠なエネルギー源ですが、食べ過ぎには注意が必要です。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』
著:牧野直子

シリーズ累計発行部数130万部突破の人気シリーズより、「栄養素」についてフォーカスした一冊。一口に栄養素といっても、その種類や働きは様々なものがあります。また、世間の栄養素に対する考え方として、何となく取らないといけないことは知っている、でもよくわからないし、自分も家族も気にしてないけど、病気になってないから別に栄養なんてどうでもいい、という人は多いと思います。しかし、年齢を追うごとに病院に行ってもよくわからない原因不明の不調などが出てきて、それが栄養不足や栄養過多から来ている、という事実は意外と知られていません。そして、薬では直せないものは栄養不足を解消する事で改善できる、という事が多々あります。そんな絶対に知っておくべき栄養の話を図解、イラストでわかりやすく紹介します。