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老化や病気に打ち克つ抗酸化作用ってなに?【栄養素の話】

Text:牧野直子

活性酸素に侵されない生活習慣を

健康的な生活をおくるために必要な「抗酸化作用」や「活性酸素」という言葉。その意味について、ここで少し確認しておきたいと思います。

抗酸化作用を一言でいえば、「活性酸素に対抗する働き」です。「活性酸素」とは体内に取り込まれた酸素のうち、物質を酸化させる力が強くなった(活性化された)酸素のこと。

酸化は金属の酸化と同じく、まさに体がサビついてしまうようなものです。人には本来、活性酸素が体内で増え過ぎないよう防御する機能が備わっています。

しかし、紫外線や大気汚染、喫煙、ストレスなどに晒され続けると、防御機能が弱まって活性酸素が過剰に生み出されるようになり、体に害が現れ始めます。

様々な組織や器官の老化、やがてはがんや生活習慣病など、命に関わる病を引き起こしかねません。

活性酸素から身を守るためにはまず、抗酸化作用のある食品をとることです。ビタミンA・C・Eのほか、ポリフェノールやカロテノイドなどの「フィトケミカル」を含む食べ物には、優れた抗酸化作用が認められています。

そして、体の内側から活性酸素への防御力を高めておくことも有効です。かといって、難しく考える必要はありません。適度な運動にバランスのよい食事、たっぷりの睡眠など、ストレスの少ない生活を心がければよいのです。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』
著:牧野直子

シリーズ累計発行部数130万部突破の人気シリーズより、「栄養素」についてフォーカスした一冊。一口に栄養素といっても、その種類や働きは様々なものがあります。また、世間の栄養素に対する考え方として、何となく取らないといけないことは知っている、でもよくわからないし、自分も家族も気にしてないけど、病気になってないから別に栄養なんてどうでもいい、という人は多いと思います。しかし、年齢を追うごとに病院に行ってもよくわからない原因不明の不調などが出てきて、それが栄養不足や栄養過多から来ている、という事実は意外と知られていません。そして、薬では直せないものは栄養不足を解消する事で改善できる、という事が多々あります。そんな絶対に知っておくべき栄養の話を図解、イラストでわかりやすく紹介します。