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本当に少年野球にバントは不要なのか?【少年野球 監督が使いたい選手がやっている! デキるプレイ56】

元プロ野球コーチが教える!『少年野球監督が使つかいたい選手がやっている!デキるプレイ56』が8/26より発売になりました!そこでラブすぽではどこよりも早くそしてラブすぽ独占で少年野球に通うお子さん持つ全国のお父さん、お母さんに本書の一部(抜粋)を特別にお届けします!ぜひ、この機会にお子さんと一緒に野球を楽しんでください!!

少年野球にバントは不要?

昔に比べると、数多くの大会が行われている少年野球。全国的な大会から地域のリーグ戦までさまざまだが、大会のバリエーションも増え、最近では「バント禁止」という、思い切ったルールを採用する大会も始まっている。

誤解してほしくないのは、これは数ある大会の中で、「この大会は子供らしく、思い切り投げ、打って戦うことを最優先にしよう」という趣旨で行われているものだということ。これをもって「少年野球にバントは必要ない」と結論づけるのは極論に過ぎるというものだ。

本書は「すぐに使える知識」を主に取り上げているため、継続することで技術が上がる、個々の練習メニューなどについてはほとんど触れていないが、バントは大切な練習のひとつ。簡単に説明すると…
a最初からピッチャーに正対する構え
b打つ姿勢からピッチャーが投げる瞬間に構える
2種類があるが、いずれも
①両膝を軽く曲げてバットを水平にする
②バットは高めのストライクに合わせておき、それより低いストライクを両膝で調整する
③手(バット)だけで当てに行かない(ヘッドが下がりやすく失敗する確率が高くなる)
④ボックスの立つ位置はピッチャー寄りに(フェアグラウンドを広く使える)
といった点に気をつけて行う。

本書のアドバイザーである深井利彦さんは、東京・目黒の強豪学童野球チーム「不動パイレーツ」で長く指導を行ってきた経験を持つ、少年野球界のベテラン監督だが、低学年のチームでは、「バントだけ」で行うゲーム形式の練習も取り入れているという。バント自体の技術はもちろん、これによって、子供たちに走塁や戦術に対する工夫や、理解が芽生えるのだという。

繰り返すが、チーム方針や戦術でバントをしないことはあっても、それを持って「不要」という意味ではないので、お間違えなきよう。むしろ、バントがうまくなることは、レギュラーへの近道かも—。

『少年野球 監督が使いたい選手がやっている! デキるプレイ56』
監修:江藤省三

少年野球の監督がレギュラーにしたい子供は大きく2つにタイプに分かれます。
・野球の技術、運動能力に優れている子
・野球のプレイに精通している子
野球は「投げる、打つ、走る」の能力が問われるスポーツで、これに優れた子供がレギュラー選手になる面が大きい。これが「野球の技術、運動能力に優れている子」です。
しかし、数多くあるいわゆる「野球技術向上本」は読んだところですぐには上手くならないのが現実。では、多くの“普通の子”にとって、何がレギュラーと補欠を分けるのか?それがもう一つの「野球に精通している子」かどうかという事です。
ルールを知らないのはそれ以前の問題ですが、監督は「ルールより少しだけ上のセオリーのプレイを知っている子」をレギュラー選手に使いたくなるものです。これに技術は必要なく「知っているか?知らないか?」の差でしかありません。
野球にはこのようなプレイが数多くあります。これができるかどうかで監督の評価は大きく変わってきます。
本書はその「知ればすぐにできる野球のセオリー」を集めました。これが出来るようになれば「明日から監督が使いたくなる選手」になれる1冊です。

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