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あなたはどっち?2種類ある現代人の「食べ過ぎ」病とは?【一生太らない生活】

Text:吉原潔

「無理」や「ストレス」とは無縁に

「人は食べたものでできている。」人生で何度か耳にしたことがある言葉だと思います。人体はおよそ37兆個の細胞で構成されており、この細胞の一つ一つが栄養を必要としています。だから、何を食べるかで細胞の様子が違ってきます。いい栄養をもらっている細胞ばかりなら全身から活力がみなぎりますし、栄養が行き届かない細胞があれば、やはり、体のどこかに不調が起きてしまいます。だからこそ、人は何を食べるかがとても大事です。そして、何を“どれくらい”食べるかも、同じくらい大事です。

僕も食べることは大好きですが、僕が好きなのは、自分が本当においしいと思うものをきちんと味わいながら食べることであって、量をたくさん食べることではありません。なぜ、わざわざこのような話をするのかといえば、「自分の好きなものをお腹いっぱい食べることこそが幸せ」だと思い込んでいる方がとても多いからです。自分の好きなものならまだしも、なんでもかんでも手当たり次第、お腹いっぱいになるまで食べてしまう方も少なくないはずです。僕は、現代人の食べ過ぎには2種類あると思っています。ひとつは、量の食べ過ぎ。もうひとつは、偏った食べ物の食べ過ぎです。このどちらもが、体にとっては大きな負担になりますし、長期間にわたって食べ過ぎていれば、いずれ体が悲鳴を上げることでしょう。

「毎朝フルーツグラノーラを食べているんです」「体にいいオイルをサラダやコーヒーにかけています!」「いつもの食事に野菜ジュースも追加しました!」そんなみなさんの頑張りの声が私の元に届きますが、体にとって必要な栄養も、摂り過ぎれば害になることがあります。人間の歴史は飢餓の歴史ともいわれるように、人の体は余った栄養を“いざというときのために”脂肪として蓄えておこうとしてしまうのです。

断食をする目的は、
「量の食べ過ぎ」を正す

適正量で満足する

体が本当に必要とする食べ物を自然と欲する

おいしく味わえるようになる
ことです。週1夜断食が目指しているゴールもここです。

こういった食べ方が自分のスタンダードになれば、ダイエット面から見るとリバウンドの心配がなくなります。健康面に焦点を当てれば、病気の心配や不安をかなり解消できます。最初にお話しした食べる楽しみはどうなったの? と思うかもしれませんが、体が必要なものを食べると、人は心から満足するし、その食事が最高においしいものになります。さらにいえば、週1夜断食では、週末の美食日には大好きなものも食べることもできるので、食事を我慢するストレスとも無縁でいられます。

出典:『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』著/関口 賢

【書誌情報】
『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』
著:関口賢

若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。

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