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何をしても痩せない人が陥っている「デブ舌」とはいったい何?【一生太らない生活】

Text:吉原潔

舌の感覚をリセットしよう

デブ舌というのは、味の濃い食べ物やこってりした食べ物こそがいちばんおいしいと感じてしまう味覚のこと。デブ舌の持ち主になってしまうと、素材を活かした料理や出汁を効かせたような薄味のおかずでは満足ができず、砂糖や塩、ケチャップ、マヨネーズなどの調味料をがっつり使った甘辛こってり味に魅力を感じるようになってしまうのです。

だから、頭では野菜系メニューなどがいいとわかっていても、味を感じる舌や脳が拒否してしまい選べないのです。栄養の偏りを正そうと思ってどれだけ心に強く誓っても、問題の根っこは意思ではなく味覚にあるので、いつまで経っても「わかっちゃいるけどやめられない」状態が続いてしまいます。

「どうやったらデブ舌じゃなくなりますか?」その答えもやはり、断食なのです。1日3食、人によっては午前や午後のおやつ、食後のデザートなどもあるでしょう。絶えず何かを口に入れている生活では、味覚をリセットする暇がありません。断食によって胃腸だけではなく、舌の感覚もリセットする時間を持つことで、味覚は正常化されていきます。舌の味を感じる味蕾の細胞は、10日〜2週間程度で生まれ変わると言われています。

そして嬉しいことに、週1夜断食の変化として、真っ先に気づきやすいのが、何を隠そう味覚の変化。10日を待たずとも、早い人なら夜断食をした翌朝から味覚の変化に気づきます。一定の空腹時間をとった後の食事では、味覚が敏感になっていて、いつもと同じ味付けを濃く感じたり、甘ったるく感じます。するとそれが「いつもこんなに甘いものを食べていたのか」という気づきになり、食生活が変化するよいきっかけにもなっていきます。週1夜断食を続けるうちに、甘辛こってり味を欲しない自分に自然と変わっていくので、食べたいものを我慢するというストレスもかかりませんし、体が必要な栄養素をたっぷり含むヘルシーな料理がおいしいと感じるようになれます。

出典:『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』著/関口 賢

【書誌情報】
『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』
著:関口賢

若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。

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