何時間以上空いていればOK?
夜断食の日は、昼食を食べ終わったら、それ以降は水だけを飲んで過ごします。ルールとしては、昼食を食べ終わってから翌日の朝食まで、16時間空くようにするのが基本。「今日は夜断食の日だから」と身構える必要はありませんし、「夜を食べられない分、昼をしっかり食べておこう」などと考えてはいけません。あくまでも、フラットに。良食日と同じサイクルの中で、ただ夕食を食べないだけ、というくらいの感じでいたほうが気分的にもラクなはずです。不食日の朝食と昼食のメニューについては、次ページからの良食日の項目を参考にしてください。
たとえば、いつもお昼を13時に食べ終わって、翌朝7時に朝食を摂るとしたら、それだで18時間の断食をしたことになります。18時間も空くのはさすがにちょっと……と感じたら、お昼の時間を少し遅めにするなど、ご自身で調整していただいて構いません。
朝食を7時に食べる方なら、そこから16 時間空くようにするためには夜断食当日の午後3時までに昼食を食べ終えていればいい、ということになります。食事の時間を調整する場合、昼食の時間を遅らせるのがおすすめです。翌日の朝食の時間を早めてしまうと、今度は昼までの空腹に耐えられなくてドカ食いしてしまうなど、日中の食事のリズムが狂いやすくなってしまいます。
また、注意したいのが、欲張ること。16時間以上空けたほうがより早く結果が出るのではないかと考えて、あえて昼食の時間を早くしたり、朝食の時間を遅らせてしまう方がときどきいらっしゃいます。繰り返しになりますが、何事もシンプル思考で。頭でいろいろ考えすぎると歯車が狂いやすくなるので、「だいたい16時間空いていたらOK」くらいの気持ちで取り組んだほうが、長期的にはうまくいきます。
出典:『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』著/関口 賢
【書誌情報】
『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』
著:関口賢
若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。
公開日:2023.09.04