ダイエット中でもお酒を飲みたいなら工夫しよう!
臓脂肪を減らすのに運動は効果的ですが、必ずしも激しい運動が必要なわけではありません。激しい運動は続けるのが難しいですし、筋肉や関節に負担がかかります。筋肉への負担が続くと回復が追いつかず、慢性疲労の状態に陥ってしまうことも。
また、ハードなトレーニングで筋肉量を増やしても、中性脂肪は筋肉の中にもつきます。霜降り肉のようなもので私は「脂肪筋」と呼んでいますが、筋肉質でスリムな人に多く、見た目ではわからないのが厄介です。
脂肪を燃焼させるのは激しい運動ではなく、むしろウォーキングやジョギングのような軽くて長時間無理なく続けられるような運動です。運動には2種類あって、1つは前述のような「有酸素運動」、もう1つは短時間で大きな負荷をかける「無酸素運動」です。筋トレやスクワットなどは無酸素運動で、瞬間的に負荷をかけて鍛えます。
一方、有酸素運動は体内に酸素をとり込みながら行う運動で、ゆっくり長時間続けることで効果が上がります。だからといって、有酸素運動だけを行えばいいのかというとそうではありません。やせるには、両方の運動が必要。有酸素運動は脂肪を燃焼させますが、無酸素運動は筋肉量を増やし、基礎代謝を上げて太りにくくする効果があるからです。つまり、2つの運動を組み合わせることがやせ体質への近道なのです。
出典:『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』著/栗原毅
【書誌情報】
『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』
著:栗原毅
世の中には筋トレ法や痩せる食事術などもたくさんありますが、「なかなか長続きしない」「何をやっても痩せない…」という声も多くあります。それは、頑張って続けていてもすぐに結果が出ないものが多い、ということに加え、過度な食事制限によるストレスで一度爆発してしまうとそれ以降は元の食事に戻ってしまう、といった理由が挙げられます。そんな痩せたいけどなかなか結果がでない……という人に向けて40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた名医が考案した全く新しい『自動痩せプログラム』を紹介します。そもそも人間がなかなか痩せない最大の理由は『脂肪肝』にあります。人間が痩せるために必要な『代謝機能』を司るのが肝臓ですが、そこに脂肪がたっぷり付いた脂肪肝になると肝臓の機能は半減し、結果として糖などを脂肪として溜め込みやすい体になってしまいます。本書ではそんな脂肪肝をたった1週間で改善し、若い頃のような食べても太らない代謝機能をよみがえらせるすごい方法を紹介します。
公開日:2023.03.16