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合理的なスウィングであるSスウィングをマスターする為の第一歩、タテに振るとは!?【ゴルフスウィングの真実/佐久間馨】

Text:佐久間馨

名ゴルファーは腕がタテに振れている2

●方向性のいいスウィングに不可欠
一般には「フラットスウィング」という言葉があることから、スウィングは横振りがいいと誤解しているゴルファーがいるかもしれません。

しかし、横振りでは方向性は出せません。陸上のハンマー投げを思い浮かべてください。ハンマー投げは
背骨を軸にハンマーの重みによる遠心力で回転する典型的な横振りです。だから、方向が定まらず、ハンマー投げのサークルは、前方以外の三方向が網で囲われています。ハンマーがどこに飛んでいくかわからないからです。

つまり、横振りでは真っすぐ飛ばせないのです。
ゴルフスウィングも例外ではありません。

ゴルフスウィングは、インパクトゾーンで緩やかな円弧を描くと思っている人がいます。もしあなたもそう思っているなら、あまり方向性のいいゴルファーではありません。

ウェッジのスウィングはX点は垂直なタテ振りの軌道を通っています。45インチのドライバーの場合は、75
度の角度がついているために、ヘッド軌道は多少曲線を描ききますが、
それでもx点を真上から俯瞰すると、その軌道はほぼ直線です。

方向性のいいスウィングをマスターするためには、
腕はタテに振る、ということをまず頭にしっかり刻み
こみましょう。
それが合理的な振り方=Sスウィングを理解するための第一歩です。

出典:『ゴルフスウィングの真実 ジャストミートを確約するSスウィング』著/佐久間馨

【書誌情報】
『ゴルフスウィングの真実 ジャストミートを確約するSスウィング』
著者:佐久間馨

タイガー・ウッズ、ジャック・ニクラウスなど、プロゴルファーの名選手には共通したクラブの動きがある。その動き分析し、本書の著者が体系づけたスウィングが「Sスウィング」。 本書の構成は「Sスウィングのメカニズム」と「漫画でわかるSスウィングの正体」の2部構成。 第1部では「クラブの動きと体の動き」の視点から、合理的なクラブの振り方を詳細なイラストとわかりやすいテキストを使って解説。アドレスからフィニッシュまでの動きについて、著者独自の理論を展開している。なかでも、「スライド・ダウン」、「ターンアップ」など従来のゴルフ用語にはない、スウィングの動きを表す言葉の解釈は一読の価値あり。 さらに、第2部「漫画でわかるSスウィングの正体」は、ゴルフビギナーがSスウィングを学び、身に付けていくプロセスをストーリー漫画でわかりやすく紹介している。