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良いスウィングをしたら自然に「なる」フィニッシュとは!?【ゴルフスウィングの真実/佐久間馨】

Text:佐久間馨

フィニッシュ:スウィングの良し悪しが確認できる

●伸張反射で「決めポーズ」
Sスウィングでは、ライがよければダフることやトップすることはなく、打ち終わったあと、フィ二ッシュで体勢が崩れることも100パーセントあ􀍋りえません。

それは自分で「する」のではなく、クラブの慣性や、体の連鎖性によって、勝手にそう「なる」ようにしているからです。それはスウィングのすべての部分で言えます。

ヘッドスピードが上がると、両ヒジは体から離されます。

皆さんは伸張反射という言葉を聞いたことがありませんか。

脊髄反射の1つで、骨格筋が受動的に伸ばされ、これ以上伸ばしたら切れるというとき、その筋が反射的に収縮する現象です。その反射的な動きの伸張反射が良いスウィングをした時に、大胸筋や腹筋に作用します。

本来両ヒジは、体にくっついていようとする性質があります。

この性質を利用し、フォロースルーでクラブを高く振り上げられ、背中のほうまで回ったら、伸張反射の作用で両ヒジは体側に戻ります。

良いスウィングに共通した「決めポーズ」は、意識してすることではなく自然になることなのです。

下のイラストのような形に収まったフィニッシュは、スウィングはバランスを含め完璧だった証拠なのです。

出典:『ゴルフスウィングの真実 ジャストミートを確約するSスウィング』著/佐久間馨

【書誌情報】
『ゴルフスウィングの真実 ジャストミートを確約するSスウィング』
著者:佐久間馨

タイガー・ウッズ、ジャック・ニクラウスなど、プロゴルファーの名選手には共通したクラブの動きがある。その動き分析し、本書の著者が体系づけたスウィングが「Sスウィング」。 本書の構成は「Sスウィングのメカニズム」と「漫画でわかるSスウィングの正体」の2部構成。 第1部では「クラブの動きと体の動き」の視点から、合理的なクラブの振り方を詳細なイラストとわかりやすいテキストを使って解説。アドレスからフィニッシュまでの動きについて、著者独自の理論を展開している。なかでも、「スライド・ダウン」、「ターンアップ」など従来のゴルフ用語にはない、スウィングの動きを表す言葉の解釈は一読の価値あり。 さらに、第2部「漫画でわかるSスウィングの正体」は、ゴルフビギナーがSスウィングを学び、身に付けていくプロセスをストーリー漫画でわかりやすく紹介している。

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