ヨーグルトとオリーブオイルで肝臓も元気!
最近、話題になっている「腸内フローラ」をご存知でしょうか?小腸の終わりから大腸にかけて1000兆個もの腸内細菌が住んでいるのですが、まるでお花畑のように同じ種類の菌が集まって生活していることから、「腸内フローラ」と呼ばれるようになりました。
腸内細菌は、善玉菌・日和見菌・悪玉菌の3種類で構成されています。日和見菌というのは善玉菌と悪玉菌の優勢なほうに味方する性質を持つ菌です。
善玉菌だけいればいいように思えますが、腸内細菌の理想的な割合は「善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1」とされています。
このバランスが崩れると腸内環境が悪化し、腸内の腐敗が進行、アンモニア、フェノール、インドールなどの有害物質が発生します。
そして、これらの一部は大腸から吸収され、肝臓に運ばれるのです。肝臓はこれらの有害物質を解毒しますが、その影響で肝臓がダメージを受けることもあるのです。
腸内環境を整えるには、十分な食物繊維が必要です。また、善玉菌であるビフィズス菌の補給、ビフィズス菌を増やす乳酸菌の含まれたヨーグルト、オレイン酸を多く含むオリーブオイルの摂取も腸内環境を整える効果があります。
一方、ストレスや運動不足、不規則な生活は悪玉菌を増やしますので、注意してください。
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 肝臓の話』
監修:栗原毅
新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入や、不要不急の外出など、何かと家にいる時間が多くなっている昨今、問題視されている“酒量の増加”。運動不足な上に酒量が増加したことにより、太ってしまったり、々な健康数値に悪影響が出ている人も多くおり、その多くの人が『正しい飲み方』を知りません。本書ではそんなお酒を考える上でも最も大切な臓器である『肝臓』の働きから、必ず役立つ『最強の飲み方』まで、すぐに使える実用的な情報を幅広く紹介します。
公開日:2021.05.08