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お酒を飲む時に揚げ物を積極的に食べるべき理由とは!?【肝臓の話】

Text:栗原毅

揚げ物は実は優秀なおつまみ!

肉や魚のフライなど、油をたっぷり使っている揚げ物は、体に悪そうだからと敬遠する人も多いでしょう。しかし、食べ過ぎることがなければ、揚げ物はとても優良なおつまみと言えます。

たんぱく質と油脂類(脂質)は、お腹にとどまりやすく、アルコールの吸収を遅らせる効果があります。また、たんぱく質を摂ることは、血中のアルブミン値を上げることにも繋がるのです。

アルブミンとは、血液に含まれるたんぱく質で、アミノ酸を運搬する役割を担っています。

アミノ酸は筋肉や血管、髪、皮膚といった体の組織の材料になるため、アルブミンが不足すると必要な部位に栄養を運ぶのが難しくなり、貧血や免疫力の低下、筋肉や骨が弱体化する新型栄養失調と呼ばれる症状を引き起こしてしまいます。

このアルブミンを増やすのに最も効果的なのが、肉や卵を食べて動物性たんぱく質を摂取すること。

ちなみに肉の脂では中性脂肪は増えませんし、そもそも脂質はエネルギー源であり、細胞膜などの材料になるため、適度に摂取する必要があるのです。

ただし、揚げ物の衣には糖質が含まれており、食べ過ぎると肥満の原因にもなります。ほかの料理も合わせてたんぱく質を摂るようにしましょう。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 肝臓の話』
監修:栗原毅

新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入や、不要不急の外出など、何かと家にいる時間が多くなっている昨今、問題視されている“酒量の増加”。運動不足な上に酒量が増加したことにより、太ってしまったり、々な健康数値に悪影響が出ている人も多くおり、その多くの人が『正しい飲み方』を知りません。本書ではそんなお酒を考える上でも最も大切な臓器である『肝臓』の働きから、必ず役立つ『最強の飲み方』まで、すぐに使える実用的な情報を幅広く紹介します。